弁当箱サイズとお重箱サイズ、それぞれ下段(底面)と上段(底溝)と蓋があります。弁当箱として、重箱として、重箱の中でも上下段で大きさを変えたりと、自由に組み合わせてお使いいただくことができます。
「お重はお正月と運動会くらいにしか使う日がない」という声から、できるだけ日常的に使いやすく、今の食卓や暮らしのシーンに登場しやすいよう、この組み合わせ仕様にしました。寄せ竹を使うことで薄い作りにすることで、持ち運びの軽さはもちろん、従来の重箱にある重厚感を減らしました。そうしながらも、契を入れた指物技術と、丁寧な拭き漆仕上げで、ハレの日にも活躍できる佇まいになりました。
お弁当箱、重箱として作ったものですが、先日初お披露目となった百貨店の店頭では、お客様が紙や裁縫道具、アクセサリー入れにと選ばれた方もいらっしゃり、想像以上に自由な使い方を広げてくださっていました。シンプルなデザインと丁寧な作りのため、活躍の場面はたくさんありそうです。