frame porch <エゾ鹿革黒染・M> レザーショルダーポーチ
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新型です。これまでのframeporchMサイズに近い大きさですが、がま口が異なります。がま口はジュエリーブランドLano jewelryさんとのコラボレーションにより実現したオリジナルです。革と同様にエイジングを楽しめる素材仕様になっています。
チェーンはロウ付け真鍮で、取り外し可能です。チェーンを外せばガマ口ポーチとして、付ければ斜めがけができます。
革は、作り手の高見澤さんのものづくりの特徴である、革屋さんからではなく猟師から直接仕入れるジビエ革。北海道の十勝で捕られた鹿の皮を、タンニンで鞣し、岡染めで染めています。鹿革は柔らかく、表面はしっとりと滑らかな風合いです。
これまでは鳥取県若桜町のホンシュウ鹿でしたが、こちらは初めてとなる北海道十勝のエゾ鹿。同じ鹿ですので似ていますが、エゾ鹿のほうがやや厚みがあり、ふっくらしています。柔らかいため、エゾ鹿の製品は全てリネンコットン(生成り)の裏地を付けています。通常の浸透させる染めではなく、岡染めといって刷毛染めで染めています。
がま口の形がアクセントになっていて、大人の女性らしい佇まい。きりっとしたシャープな印象がありながらも、甘すぎない可愛らしさもあります。主張しすぎないデザインと、すっきりコンパクトなサイズ感のバランスが良いです。
サイズ感としてはiphone13が入り、リップも一緒にというくらいです。
仕切りやポケットなどはありません。
▼Six-clothing 高見澤篤
東京浅草の料理道具問屋街である合羽橋の路地裏に工房を構える Six-clothing 高見澤篤さんが作る革製品。
革は、食べるお肉の副産物として出た皮を鞣したもの。皮を鞣すことで、いわゆるレザー製品に使われる「革」素材になります。この、元々の動物の皮を原皮と言います。皮革加工工場・問屋・販売店を経て革素材を仕入れるケースがほとんどですが、高見澤さんの場合は少し違います。
使う皮は、国内の猟師から直接仕入れ。日本の山林に生きる野生の動物です。食で「ジビエ」と聞くことも最近では多くなりましたが、この言葉は狩猟による天然の野生鳥獣の食肉を指します。ただ、ジビエに関しては、食肉に加工され残った皮についてはほとんどが廃棄されています。そのため、熊や鹿など、革製品としては一般的にはあまり使われない動物の皮です。高見澤さんは、この皮を直接猟師から仕入れた後、鞣しや染めをした革を使っています。植物のタンニンで鞣し、PINTで扱う革については全て天然の染めです。PINTでは高見澤さんから1枚革(1頭分)を購入し、製作を依頼しています。そのため、その革がいつ、どこから来たのかも分かります。(ページ下部の【素材】欄と、製品付属の紙タグに記載)
野生獣ですので、傷も多かったり、しわもあります。それも革本来の表情のため、できる限り無駄なく使い切られています。破れや穴があったり、使用や強度に影響がある部分は避けたり、ステッチ等による補修をした上で製作されていますが、単に見た目の傷があるかないかという判断はしていないため、通常だと避けるような部分も使っています。このように無駄のないように使っても、大きさや形は一頭一頭違い、使えない大きな傷もあるため、どうしても裁断時に細かな部分が出てきます。その小さな革も、パッチワークによって使っています。
一般的な革製品作りからは考えられないほど、1枚革(1頭分)から、その革をほとんど捨てることなく使い切られます。詳しくは ジビエ革のものづくり 記事一覧 をご覧ください。
食べ物に関わる調理道具問屋街の合羽橋の路地裏に工房を構えるのも、「命をいただく」という、高見澤さんの思いが表れています。製品のデザインも作りの良さももちろんですが、革製品の作り手の中でも、こうした思いを特別強く持って製作をされています。
▼写真
12・13 現在庫の表・裏
14 2022年12月エゾ鹿の1回目製作品
【素材】
本体:エゾ鹿(北海道・十勝)2022年12月 タンニン鞣し・黒染め(岡染め)
裏地:リネンコットン
チェーン:真鍮ロウ付け
がま口:真鍮(一部鉄)
【サイズ】
本体:縦18cm×横12cm×厚み約2cm
*マチなし
*口金開口部の幅:約10cm
チェーン:112cm
【仕様】
ポケットなし
リネンコットンの裏地あり
チェーン取外し可
SLAO-08D
【お取扱いについて】
一般的な革製品と同様になります。ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談くださいませ。
*よくあるご質問・補足コメント*
・レザーの表情には、個体差がございます。
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