日本の民具シリーズ、はじまります

こんばんは、今日はこれからシリーズ化するテーマのご紹介。

そのシリーズとは、「日本の民具」です。

「民具」。
なかなか馴染みのない言葉だと思いますが、みなさんは聞いた事ありますでしょうか?
民藝ならなんとなく、という方は、そんなイメージで大体OKです。

定義はいろいろあるようですが、細かいことはどうでもよくって、大体下の感じ(と考えています)。

民具とは、文字通り、民の道具。
古くから人々は、日常生活に必要なものを、身近にある素材で作ってきました。
いわゆる古くからの暮らしの日用品。
もちろん工業製品ではないので、手作りのものを指すイメージです。

民具は必要から生じるもので、機能美に溢れ、というか機能にシンプルに向かっています。
古いものは特にそうです。
あくまで道具ですから、デザインもミニマムで、無駄な装飾がなくて、使用に耐える素材と造りになっています。
それが、ものすごく力強く、凛とした雰囲気なのです。

Pint!では、日本から古く存在する素材や技術を、今の暮らしにフィットさせたいと考えてものづくりをしています。

そのために、職人さんから素材と技術と歴史を学び、一方で使い手のみなさんと一緒に今の暮らしに活かせるもの、道具を考えて行きたいと思っています。
Pint!を始めて、そのあたりを考えて走り続けてはや1年。

以前にも増して、道具や素材の歴史、日本の暮らしの変化への興味が深まってきました。
産地を巡りながら、様々な人や、郷土的な資料、場所との出会いから、学びを少しずつ貯めています。

これからは、その学びをこの場所で共有して発信してゆきたいと思います。