3周目で終わりかと思っていたところ、最後の一搾り、4周目がありました。
これで、2020年1月の鹿革が、全て製品になりました。残りは写真の通り、通常は途中で捨てられているくらいの小さな端切れ。端切れというよりも小さな断片という感じです。
概算ではありますが、残りはほんの数%程度。革素材では劇的に少なくて、まさに「命をいただく」ものづくりでした。4周するのに、もちろん時間も手間もかかります。毎回端切れを送ってくださって、新たな製作の提案をくださった高見澤さん、本当にありがとうございました。
▼4周目前の革 7%
▼4周目製作 5%
・frame porch <鹿革墨染・M・丸>ショルダーポーチ ×1 (パッチワーク)
▼5周目後の革 7-5=2%
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高見澤篤 six-clothing 製品一覧
ジビエ革のものづくり 記事一覧
昨年1回目(1&2頭目)に製作したときは、frameporchLサイズとMサイズの2型だったので、初回納品+追加のパッチワークで完了しました。今回はMサイズなしのLサイズのみだったので、より細かく段階を踏んで作る形になりました。そのおかげで、前回よりも、一緒に並走して体感することができました。皆さんにもちょっとでも伝わったら嬉しいです。
高見澤さんのものづくりは、熱い深い思いとそれを形にする力もあってこそ。どちらかだけでも続けるのは難しいし、ゼロから考えて、積み重ねてでしかできないものだと改めて強く感じました。
と、ここまで色々書いてきましたが、語れば時間が足りないほどのストーリーはありつつ、そういうことを抜きにして単純に魅力的なもの、というのが何より一番良いところです。web、店頭ともに、今回の鹿革だけではなく、熊革もご紹介しています。是非ご覧いただき、お好みのものを選んでみてください。
また、ここで語り尽くせない色々、聞きたい方は店頭でお気軽にお声掛けくださいね。お待ちしています。