MITTAN / ナーシシルクショール 草木染め ログウッド SC-28C / unisex
在庫数: 3
「現代の民族服」をコンセプトに製作をするMITTAN。
糸や生地の素材、染めの探求、作り方と届け方、お直しや染め直し。服作りや在り方を見つめ、一貫した思いで服作りをするブランドです。服も細部まで妥協のない作りで、道具のように、長く付き合える服を作っています。
絹100%のストールですが、一般的によく見かける絹糸生地とはちょっと違います。経糸、緯糸それぞれ、光沢感のあるいわゆる「絹糸」とは違う糸(素材は絹)を使って平織で織った、MITTANオリジナルの生地です。
経糸には、精錬していない細番手の生糸を使用。生糸は、繭の糸を何本か集めて1本の糸にしたもので、撚りなどをかけていないため、名前のイメージの通り、加工度が低い糸です。一般的な絹糸は、撚りをかけ、織物にしやすい糸状態に仕上げられています。
緯糸には、ナーシ糸を使用。ナーシとはインドの野蚕、タサール蚕が木からぶら下がる時に作る、果物のへたのような部分を指し、国内で唯一の絹紡糸を製造する滋賀の工場でナーシを原料に紡績されています。
絹といっても、光沢が強く滑らかな生地感とは異なる独特な風合い。緯糸のナーシ糸、経糸の生糸は共に通常の光沢感のある絹糸に比べて強度があり、固くシャリ感のある生地感が、日々の着用を繰り返すことによってまるで柔らかく変化していきます。ナーシ糸はウールのように強度がある為、くり返し使っても反発性があり、へたれ無い特徴があります。
絹はデリケートなイメージがありますが、これは強く、育てる素材。最初少し張りがありますが、使ううちに柔らかくなり、強度もあって気兼ねなくお使いいただけます。デニムやリネンのような付き合い方で、長くお楽しみください。
春や秋シーズンが使いやすい生地感ですが、冬の着用もおすすめ。MITTANのスタッフさんに聞いて私も始めたのですが、やや薄手でも面積が大きく、ぐるぐる巻きにして使うと、空気の層がたくさん出来、これが暖かさにつながります。ウールの暖かさとは違いますが、蒸れる感じがなく、気持ち良い暖かさ。見た目も重量も重くなく、冬の着合わせが楽しくなります。是非お試しいただきたいです。
いろいろな巻き方で楽しめます。巻いて垂らしても良い長さで、ぐるぐる巻いたり後ろで結べば、カジュアルスタイルにも。広げて肩から大きく掛けても、この生地の風合いが活きて、また違った表情を見せてくれます。
価格も抑えられていて、MITTANの服は初めて、という方にもおすすめです。小物でも、素材とデザインパターンの良さを感じていただけると思います。
製品の詳細と背景につきましては、以下のMITTANのホームページをご覧ください。
https://mittan.asia/SC-28/
MITTANの服は1シーズンではなく、長く、生地が擦り切れそうになっても尚着続ける事を前提にデザインされ、修繕対応を行っています。お直しの詳細は、こちらをご覧ください。
http://mittan.asia/repair/
▼写真
1-3 ログウッド
4-7 生成
8-14 阿仙
【素材】
絹100%
【カラー】
ログウッド(草木染め)
【サイズ】
約150×200cm
【取扱い・お手入れ】
※天然素材の風合いを重視した、繊細な生地を使用しています。強い力がかかると目寄れの原因となりますのでご注意ください。洗濯の際はやさしく手洗いいただくか、洗濯ネットを使用し、洗濯機のクリーニングコースをご使用ください。
より、洗濯表記を含む詳細をご覧いただけます。
*よくあるご質問・補足コメント*
・同型の色展開一覧、同型別サイズ一覧は、紹介文冒頭上の #商品名 よりご覧いただけます。
<MITTAN>
MITTANは世界に遺る衣服や生地にまつわる歴史を元に、現代の民族服を提案しています。
平面的な構造を再解釈し、天然素材が持つ本来の機能性と組み合わせることで、一過性の時代の流れにとらわれることの無い、永く続く服を目指しています。
・生産背景
MITTANは世界に遺る衣服や生地にまつわる歴史生地は遠州、播州、尾州といった日本各地の機械織りの産地をはじめ、インド、ラオスといったアジア圏の手織りのものを主に使用。
デザイナーが可能な限り直接機場に赴き、独自の素材開発にも取り組んでいます。
また縫製糸には主に綿糸を、織りネーム、品質表示、ボタン等の付属品には天然素材を用い、国内の提携工場で縫製しています。
染色には通常の染料の他、草木や藍、虫、鉱物を使用し、その不均一な色の移り変わりも美しさとして捉えています。
・社会的責任
2013年のブランド設立当初から続けている修繕・染め直し、及び継続的な定番品の展開は大量廃棄を前提とした生産構造に対する弊社なりの反抗で、ブランドを設立した大きな意義となっています。
また多方面より背景を伝え続けることで、精神的にも物理的にも遠くへ行ってしまった服をより身近な存在に取り戻し、継続的な着用に繋げていきます。
(MITTANのwebサイトより転載)http://mittan.asia/about/
MITTANとの出会いとブランドについては、こちらをご覧ください。