古材煤竹の菓子切 ＜1本単位・箱入り5本セット＞

菓子切。別名、黒文字、楊枝とも呼ばれます。

菓子切は茶道の道具としても知られますが、繰り返し使える楊枝のようなイメージで、フォーク代わりに、普段の食卓で気軽にお使いいただけたらと思います。おやつの時間のお菓子、フルーツなどにも。来客時にも、さり気なく使えておすすめです。

こちらの菓子切は、本格的なお茶道具を手がける工房による製作。家元の監修のもと作っていますが、お茶席というよりも家での日常使いをメインに考えられています。そのため、切るという動作よりも、羊羹やフルーツなどを刺して食べるような使い方をイメージした形になっています。

一番の特徴は素材で、古い日本家屋の茅葺き屋根の天井裏などに使われていた竹の古材で作っています。長い年月、囲炉裏の煙に燻されて出来た本煤竹です。古民家の解体時等に出てくるもので、限りある貴重な素材です。この材料から高級な茶杓なども作られますが、それには厚みや長さが足りなかった材から、この菓子切が作られています。

煤竹は十分に乾燥した材ですが、そのまま使用するのではなく油抜き処理を施し、削り工程も手作業が多くしっかりと作り込まれています。

洗って繰り返しお使いいただけますが、材自体が十分に乾燥されていることと、古材の風合いを残すため仕上げ塗装はしておりませんので、洗った後はすぐに拭いて水気を取ってください。

▼刃の向きについて
刃の向きについてのご質問をいただくことがありますが、写真の通りの仕様（刃の向き）に決めて製作をしています。

茶道の流派等により刃の削る向きと、使用時の表裏等、場合によっては合わないケースがあるようですが、写真の仕様通りですので、確認の上ご検討くださいませ。

本製品は、竹の素材の特性を踏まえ、切るだけでなく刺しても使えること、竹の内外側で異なる皮面の強度などを考えた上で、日常使いをメインに想定して製作しています。

▼刃の形状について
天然素材である竹、かつ、古材を削って刃を作るため、材や状態により、割れや欠けが生じないよう、刃の形状を調整しながら製作しています。そのため、刃の形などは多少のばらつきがある場合があります。予めご了承ください。

▼木目について
煤竹は古材竹のことを指し、竹の種類等は様々です。加えて長年の経年の変化により、色や表情にはかなりの個体差があります。

「色の濃い/薄い」「模様強め/弱め」「複数ご注文の場合→近いもので揃えたい/それぞれ異なる組み合わせが良い」など、ご希望いただけましたら、在庫内より可能な限りご希望に近いものをお選びいたします。複数条件を記載いただいた場合、全てを満たせないこともありますので、その際は記載条件順を優先順と判断し、最も近いものをお選びします。

全て、ご注文時点の在庫内における相対的な判断となります。在庫全ての色が薄めな場合もあり、「色が濃い」とご希望いただいた場合、在庫内から最も濃いものを選びます。掲載写真はあくまで一例で、これが絶対的な基準ではありませんので、ご了承ください。

在庫品は全て良品のため、木目によるキャンセルは対応できかねます。

京都の実店舗店頭では在庫実物をご覧いただき、お選びいただけます。

【素材】
竹（煤竹）　国内古材　

木地仕上げ（無塗装）

【サイズ】
長さ：13.5cm　

【箱】

バラ売り（1本単位）：なし
箱入り5本セット：専用箱入り

＊箱が不要で5本ご希望の場合は、「バラ売り（1本単位）」を選択の上、数量”5”でご注文ください。