曲げわっぱ 丸弁当箱(中)拭き漆
長野の木曽地方で作られるこの曲げわっぱは、仕上げは拭き漆。長野では、曲げ物だけでなく古くから漆器生産が盛んでした。
側板には檜(ひのき)、蓋と底板には椹(さわら)を使っています。合わせ目のつなぎに使う山桜の木の皮も含め、全て木曽の材を使っています。粘りがあり曲げられる檜は側板に使い、それぞれの特性を生かして作られています。どの材も軽いので、持ち運ぶ弁当箱として最適です。
仕上げは拭き漆。塗りなしの木地仕上げ(白木)のままですと、色がついたり、水に弱かったり、日々使うにはなかなか気を遣ってしまうもの。ウレタン塗装やコーティングをすることなく、木と漆の天然の素材だけで、水や油分にも強くお使いいただけます。すぐに洗わないと食材の色や油分が染みつくということもないので、食べ終わった後もそのままで大丈夫です。
「丸」「楕円」の2種類があります。こちらの丸型は、昔、茶積みをする際に使われた弁当箱が原型になっています。お弁当をお茶漬けにしたり、食べ終わった後に湯のみとして使われていたため、本体、蓋ともに深い形になっています。深さがあり蓋も器のように使えるため、ピクニックやアウトドアでも活躍します。お弁当の時には蓋を汁椀代わりにして、インスタントのお味噌汁や温かいスープを入れても。拭き漆仕上げなので、汁物も安心して盛り付けられます。
弁当箱としてだけでなく、家の中で、炊いたご飯の残りをミニお櫃のようにお使いいただくのもおすすめ。
また、本体と蓋を別々にして、普段のお食事の器としても使えます。
本体も蓋も同じ素材で作っていますので、密閉はしませんので、ご注意ください。
洗うときは、洗剤は問題なくお使いいただけます。硬いブラシの使用は避け、スポンジやアクリルたわしなどで洗ってください。洗い終わったあとは、すぐに拭き取っていただくと水滴の跡も残らず綺麗に使えますが、そのままでもカビなどの心配はほとんどありません。
【材質】
側板:檜 長野県木曽
蓋・底板:椹 長野県木曽
合わせ目のつなぎ:山桜の皮 長野県木曽
拭き漆
【サイズ】
・蓋外寸
φ13cm × 7cm
・本体内寸
φ11.6cm × 5.3cm
容量:約600ml
材厚み:約3mm
<(小)蓋外寸:直径11cm × 高さ6cm 容量:約330ml>
【使用上の注意・お手入れについて】
・密閉はできませんので、お弁当など持ち運ぶ際、汁気が多く出るものは入れないようにしてください。
・長時間、水に浸け置くことはお避けください。
・硬いブラシで洗うことはお避けください。漆の塗装が削れることがあります。
・水洗いした後には、ふきんなどで水分を拭き取ってください。
・食洗機、電子レンジ、冷蔵庫の使用はお控えください。
【外装】
箱入り
*よくあるご質問・補足コメント*
・「丸」「楕円」の2種類、「小」「中」「大」の3サイズがあります。(広幅の材が採れなくなってきている理由で、製作状況は変わる可能性があります)
・製作した工房による塗直しや修理対応も、有料にて承っています。当店までお問い合わせください。