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鍛治職人の小さな包丁

通常価格 ¥15,840 (税込)
通常価格 (税込)セール価格 ¥15,840 (税込)
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在庫数: 2

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山形打ち刃物シリーズの小さな包丁、いわゆるペティナイフです。

「たがる包丁」とほぼ同じ大きさで、切っ先がつきました。たがる包丁との違いは、刃の形(切っ先の有無、刃の付け根のカーブ、刃のサイズ)と、木の柄の樹種(たがる包丁はえんじゅ、小さな包丁は欅)です。

この小さな包丁はたがる包丁の派生版として生まれました。たがる包丁の製作コンセプトは、「打ち刃物の包丁を、どうしたら日常の生活の中で使えるか」ということ。

おそらく、すでに三徳包丁(文化包丁)と呼ばれる包丁をメインに使っていらっしゃる方が多いので、今お使いの三徳包丁とは別に、使い勝手が良く登場回数の多い、「毎日使える2本目の小さな包丁」を作ろう、という思いからスタート。

こうして包丁を使うシーンを考え進めてゆくと、「三徳包丁では使いにくい場面」→「里芋など、小さな野菜や果物の皮むき」という意見があがり、より具体的なシーンが決まってきました。日常の家の中の調理や、果物剥きなどのちょっとした包丁使いの場面でも使い勝手が良い包丁になりました。

たがる包丁の特長は先が丸い形ですが、この小さな包丁は、普通の三徳包丁と同じ形にして、切っ先も付いています。それぞれの暮らしと調理シーンで、お好みのものをお選びいただけたらと考え、この小さな包丁もシリーズの一つとして加えることにしました。

ペティナイフと呼ばれる小さなサイズで、小回りが利くのが良いところ。里芋、じゃが芋、りんごをはじめ、小さな球体の野菜や果物の皮むきに使いやすい大きさです。三徳包丁と厚いまな板を出すほどでもない、ちょっとした調理にも重宝します。

 

刃は、伝統的な打ち刃物の製法で、いわゆる和包丁です。

量産品の包丁は抜き刃物といいます。型で抜いた包丁作りで、コストが抑えられる大量生産方式です。一方、打ち刃物はいわゆる鍛冶屋の仕事で、一点一点鋼を打ち鍛え、成形する打刃物です。もともとは鍬などの農具の製作、包丁は日本刀を原型とする製法で、山形では650年もの歴史を持ちます。

合わせ刃(合わせ包丁)と呼ばれる仕様で、ステンレスで、刃となる鋼を挟むような構造です。ステンレスと鋼を鍛接(たんせつ)し、高温に熱して打ち叩き、鍛えます。常温の状態でも打ち叩き、鍛造を行い、削って刃作り。何度も確認して歪みを取り、研ぎを繰り返して完成します。素材は、日常使いしやすいようにステンレスを選び、切れ味を左右する刃の部分は青紙2号という良質の鋼です。

刃には槌目が残っていますが、これは打ち刃物ならでは。この槌目の凸凹で、切った食材が刃から離れやすいという面も。

打ち刃物には、和食の料理人が使う「片刃」のものが多いですが、この文化包丁は毎日使う包丁というコンセプトのため、「両刃」です。一般的な包丁と同じで、使い勝手も同様ですので、ご安心ください。両刃は左右対称に刃が付いていますので、右利き・左利きどちらでもお使いいただけます。

柄はオリジナルの木の柄。打ち刃物の包丁でも、柄は外注品を取り付けるケースが多いですが、こちらは島田さんが1点1点削り製作しています。和包丁は差し込む形状が多いですが、洋包丁のように木で挟み込んで真鍮で留めています。

打ち刃物の包丁は初めてという方にも選んでいただけるよう、伝統的な製法で作りながらも、今、毎日使い続ける包丁としてのバランスを考えました。

 

専用のレザーケースもあります。たがる包丁とほぼ同じサイズのため、同じケースです。素材は牛本革と真鍮製スナップボタン。スナップボタンを締めて留める、シンプルな形と作りです。アウトドアや料理教室など、外出先での調理に。製作は「レザーケース」「レザーバッグ」と同じnasturiumの大澤さんです。(包丁をお持ちの方で、後からケースをご希望の場合は、こちらからお手続きください。)


お手入れは、普通の包丁と大きく変わりありません。洗ったあとは水気を拭き取っていただければ、特別なお手入れは不要です。

サビが付いた場合は、市販の錆び取り剤などをご使用ください。中でも、消しゴムタイプの錆び取り剤は、使いやすく、刃を傷つける心配も少ないですので、おすすめです。

研ぎに関しては、お近くの研ぎサービスはもちろんですが、製作された島田刃物製作所にて研ぎ直しも可能です。お気軽にご相談ください。

 

工場の写真と製作動画をご紹介しています。是非ご覧ください。
http://blog.pint.mn/factory-shimadahamono


【素材】
<包丁>
刃:鋼(青紙2号)・ステンレス
柄:欅

合わせ包丁・両刃

木の柄は天然木の無垢材を使用しておりますので、木目、色の濃さなどは一点一点異なります。

<レザーケース>
牛本革・真鍮

【サイズ】
全長:21.5cm 刃渡り:11.0cm

【外装】
専用箱入り

【お手入れ方法】
・食洗機のご使用はお避け下さい。
・水洗いした後には、ふきんなどで水分を拭き取ってください。
・サビが付いた場合は、市販の錆び取り剤などをご使用ください。中でも、消しゴムタイプの錆び取り剤は、使いやすく、刃を傷つける心配も少ないですので、おすすめです。


*よくあるご質問・補足コメント*
・研ぎに関しては、お近くの研ぎサービスはもちろんですが、製作された島田刃物製作所にて研ぎ直しも可能です。お気軽にご相談ください。