長鏡　鉄媒染　1124×125mm｜三浦治

三浦治さんの鏡。　　

栗の無垢材のフレーム。黒色はカシュー塗料、ベージュ色は鉄媒染。極細長が2型と、四角が1型3サイズで、合計5種類あります。

床置きで壁に立て掛けても、裏面のワイヤーで壁に掛けても。鏡は面積に応じて存在感も大きくなりがちですが、この鏡は、今ある空間に対して加えやすいサイズと佇まい。また、時代や国の別なくニュートラルな佇まいのため、住居の和・洋室はもちろん、店舗のような空間から日本家屋まで、多様な場面や素材に相性良く馴染みます。色々な配置を試しながら、インテリアの一つとしてもお楽しみください。

「長鏡　鉄媒染　1124×125mm」

見たことのないような、極端に細長な形。本ページ最後部に紹介している三浦治さんとの出会いのきっかけになった鏡で、PINTの京都の店舗で3年ほど使っています。試着室には据付けのメインの大きな鏡があり、そのサブの姿見として。店内の窓の近くに立て掛けて、照明下の試着室に対して、こちらでは自然光で見られるように使っています。

細長い形のインパクトと、見た目のイメージより意外としっかり見えると、声をかけてもらうことの多い鏡。実用性もありながら、置き場所も簡単に移動できるので、インテリアの一部としても楽しめます。

店内では動かしやすくするため壁に立て掛けて使っていましたが、裏面には掛けられるようにワイヤーが付いていて、これを釘やフックに引っ掛けて、壁や柱に掛けることもできます。

全身をくまなくチェックする目的としては足りないかもしれませんが、家では、大きな鏡は場所も取りますし、広いスペースでない限りなかなか設置は難しいように感じます。この鏡は、場所も取らず、インテリアの一つとしての要素もあり、家で使う姿見としてはちょうど良いバランスと個人的には思います。鏡のためのスペースを大きく取る必要はなく、持ち運びも移動も簡単です。

＊写真は、当店にある現物です。厚みのみ仕様変更しています。こちらは厚みは19mmで、ご注文後製作し実際にお届けするのは26mmです。写真実物とは異なるので、ご了承ください。鏡が2枚並んでいる写真のもう1種類は26mmの厚みです。先に書いた使用感は19mmのものですので重量は多少増えますが、26mmになっても、持ち運びは気兼ねなくできる程度の違いです。また、左下に、使用時に付けてしまった傷がありますがご了承ください。

このベージュ系色は、塗料や染料ではなく、鉄媒染。木自体が持つタンニンと、鉄を反応させて染める技法です。木のタンニン含有量にも個体差が大きく、木目の具合でも出方が変わります。そのため塗料等と比べ色の安定性はありませんが、特有の柔らかく温かみのある色味と質感があります。こうした特性上、色味は近づけるよう製作くださいますが、同じものはなく若干の個体差がございますので、ご了承くださいますようお願い致します。　

▼写真
最後から4番目　裏側のワイヤー部分。別型のものですが、金具やワイヤーの仕様は同じです。

オーダー後、製作いたします。タイミングにもよりますが、目安としてはお届けまで1ヶ月半ほどいただきます。注文確定後、納期を確認しご連絡いたします。また、注文前でも製作日程の確認をご希望の場合は、お気軽にお問合せください。

【素材】
栗　鉄媒染

【サイズ】
高さ112.4 × 幅12.5 × 厚み2.6cm

＊裏面の壁掛用ワイヤー位置：上から20cm