MITTAN / スーパー120’sウールスムース長袖 黒 T-35 / unisex

ウール素材の長袖カットソー。いわゆるウール毛糸のイメージで冬のニット素材、ちくちくした肌触りを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、ウール素材でも、糸作りや編み、織り組織でその質感や扱い方は様々です。以前実店舗で販売会を開催したyatoの渋谷渉さんは過去にMITTANのニット作りにも携わられたニットのスペシャリストですが、渋谷さんからウール、カシミヤの素材のポテンシャルを教わりました。たくさんあるのですが、特徴が際立つのが、肌触りと消臭性。それを聞いてから、当店で扱うウール素材のもの以外にも、たくさんの商品を着てみました。アウトドアブランドのレイヤリングとして用いられるものから、国内外のニットブランドまで、ウールカットソー、レギンス、下着に靴下など。ウール独特の光沢感やさらっとした肌触りは、他素材とは違う質感と心地よさがあります。生地の厚みやパターンにもよりますが、冬に限らず春秋、ものによっては夏も着られます。湿度の高い気候の日本では、蒸れずに肌離れ良いウール素材は気持ち良いです。ただ、薄手のものですと着脱時の引っ掻けのような動きに対してコットンやリネンに比べて若干弱かったり、コットンやリネンに比べて洗濯の注意が必要です。ウール素材である限りこの特性はなくすことはできませんが、日常着としてできるだけこの注意点をクリアしやすいようにという考えで、MITTANのこのウールカットソーを紹介します。 

艶感や肌触りなどは、MITTANらしい質の高さで、写真をご参照ください。生地、パターンともに、日常かつ長く着られるための狙いと特徴がしっかり出ています。

生地については、ウールカットソーはアウトドアが一つのメインシーンだったことも影響してか、もっと薄手のものが一般的には多い印象です。それもあって、アウトドアに限らず日常着でもインナーとして使われる場合が多いかと思います。普段着る動きではもちろん問題ないのですが、試用の中で、ある薄手生地のウールレギンスの着脱時に、引っ掛けるように扱ってしまった際に裂けてしまったことがありました。本品に使っている生地は糸の太さと編み密度から若干厚手になっており、透けもなく、この分堅牢性も高まっています。厚いですがこちらは長袖ですので、特に夏以外の3シーズンにとても使いやすいです。

襟口の開きは程よく、身幅も広すぎないためインナーとしても合わせやすいです。同生地の半袖のほうが、本ページの長袖よりもゆとりのあるシルエットになっています。

通常はわたや糸の状態で施す防縮加工を、こちらは生地状態で行なっていますので、洗濯時の縮みの心配も軽減されます。洗濯ネットに入れて、おしゃれ着用洗剤かウール用洗剤、おしゃれ着洗いモードで、洗濯機使用可能です。干す時は、日陰で平干し（水を含んだ自重で伸びないように）ください。個人差があるかと思いますが、店主は実験を兼ねて洗濯せずに着用してみましたが匂いも皺もできず、素肌に直接着ていますが数週間ほど問題なく着られ、洗濯テストのために洗いました。洗濯頻度は低くできると思います。洗剤や洗濯モードが通常ですと縮みが生じる場合がありますので、ご注意ください。

パターンは、衿、袖口、裾には生地の地の目を変えてあるので伸びにくく工夫されています。襟ぐりもほどよく空いているためインナーとしても着られますし、カットソーメインで着ることもできます。

ウール生地の特徴についても、次段落にリンクを掲載しているMITTANの商品紹介ページに詳しく書かれていますので、合わせてご覧ください。

「現代の民族服」をコンセプトに製作をするMITTAN。

糸や生地の素材、染めの探求。修繕に染め直し、自社製品の買取と再販。服の在り方を深く見つめ、一貫した思いで服作りをするブランドです。服も細部まで妥協のない作りで、道具のように、長く付き合える服を作っています。

製品の詳細と背景につきましては、以下のMITTANのホームページをご覧ください。
https://mittan.asia/T-35/

MITTANの服は1シーズンではなく、長く、生地が擦り切れそうになっても尚着続ける事を前提にデザインされ、修繕対応を行っています。お直しの詳細は、こちらをご覧ください。
http://mittan.asia/repair/

【素材】
毛100%

【カラー】
黒

【サイズ】
1：肩幅52　身幅44　着丈60cm　袖丈49cm
2：肩幅55　身幅46　着丈64cm　袖丈52cm
3：肩幅57　身幅49　着丈67cm　袖丈55cm

＊店主は男性178cm細身で、サイズ2でジャスト、やや大きめにサイズ3を着用しています。

SOLDOUTの場合でも、MITTANに在庫がありましたら取寄せ対応を承ります。お気軽にお問合せください。

【取扱い・お手入れ】
※洗濯による寸法の変化が出やすい素材です。十分に伸ばしてから日陰で平干ししてください。自重伸びを防ぐためハンガーは使用せず、たたんで保管をしてください。毛玉ができてしまった際は無理に引っ張らずに小さなハサミ等で切ってください。

※縫製後の洗い工程により1点1点、色の出方、サイズなどが微妙に異なります。

＊よくあるご質問・補足コメント＊

・同型の色展開一覧は、紹介文冒頭上の #商品名 よりご覧いただけます。　

＜MITTAN＞
MITTANは世界に遺る衣服や生地にまつわる歴史を元に、現代の民族服を提案しています。

平面的な構造を再解釈し、天然素材が持つ本来の機能性と組み合わせることで、一過性の時代の流れにとらわれることの無い、永く続く服を目指しています。

・生産背景
MITTANは世界に遺る衣服や生地にまつわる歴史生地は遠州、播州、尾州といった日本各地の機械織りの産地をはじめ、インド、ラオスといったアジア圏の手織りのものを主に使用。
デザイナーが可能な限り直接機場に赴き、独自の素材開発にも取り組んでいます。
また縫製糸には主に綿糸を、織りネーム、品質表示、ボタン等の付属品には天然素材を用い、国内の提携工場で縫製しています。
染色には通常の染料の他、草木や藍、虫、鉱物を使用し、その不均一な色の移り変わりも美しさとして捉えています。

・社会的責任
2013年のブランド設立当初から続けている修繕・染め直し、及び継続的な定番品の展開は大量廃棄を前提とした生産構造に対する弊社なりの反抗で、ブランドを設立した大きな意義となっています。
また多方面より背景を伝え続けることで、精神的にも物理的にも遠くへ行ってしまった服をより身近な存在に取り戻し、継続的な着用に繋げていきます。

（MITTANのwebサイトより転載）http://mittan.asia/about/

MITTANとの出会いとブランドについては、こちらをご覧ください。


＊ご注文者様本人の使用目的以外の、転売や代理購入について一切の販売を禁止する判断をMITTANが採っており、該当する可能性のある場合はご注文キャンセル・払い戻し対応を行なっております。詳しくは注文カートページにご案内しておりますのでご覧くださいませ。