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徒爾 桜のお重(曲) サクラ・黒漆

通常価格 ¥13,200 (税込)
通常価格 (税込)セール価格 ¥13,200 (税込)
SALE SOLD OUT

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桜のお重。

素材は山桜、国産の漆に松煙を混ぜた黒漆の拭き漆仕上げです。

お重といっても、お正月だけ出す晴れの日用のお重ではなく、日常使いできるお重です。こちらは1段蓋なしで、お盆のように使っても。底面は、下に重ねられるように溝が付いているため、置いた時に少し浮いた感じに見え、指がかかりやすく取りやすさにも繋がっています。

お重の仕様として底面の溝は付いているのですが、本品については以下の通りご注意ください。

商品名に(曲)とありますが、「曲者(くせもの)」の"曲"です。徒爾の作品展を開催した時に裏テーマで、詳細は本文最後のリンクよりご覧いただけます。"曲"は木の動きと畝りからくる反りや割れ等で、商品流通上では除外されることが多いもの。十分な乾燥等の配慮と工程を踏んでも、無垢材と拭き漆で製作する上で、製作工程で動きが生じる場合が出てきます。これを傷や不良ではなく一つの個性として捉え、若干の扱いにくさも正直に含め、曲者と名づけています。ただ、全ての人において扱いにくさのみが立つものではなく、使う場所や環境、人によっては使うことができ、質感や表情の魅力がきちんとあるものと考えています。道具として不良であるものは除外しますが、日常の道具として使え、もの自体の魅力がご提案に適うものであれば、状態の説明と理由を全てお伝えし、理解と希望をくださる方に選んでいただけたらという考えです。作品展は店頭のため実物に触れることもでき、予想以上に手に取り、選んでいただけた実感がありました。オンラインでの試みとなります。

こちらの"曲"は、若干の反りがあります。円ではなく僅かに楕円形になっていて、平面に置いて1点を押さえるとかたつきがあります。程度が軽いため、継ぎや鎹(かすがい)は入っていません。

底面の溝は、"曲"による形のため、同仕様の徒爾の桜のお重でも重ねにくい可能性がありますので、重ねずに、本品のみでお使いくださいませ。

先に書きました通り、使用環境やお好みによって許容範囲が大きく変わると考えております。個別のご相談に最善を尽くしてお応えしますので、"曲"の詳細について確認ご希望でしたら、お気軽にお問合せください。

 

▼写真

載せているものはサイズの参考のための見本で、本品には含まれません。

煎茶碗 白磁

ソギポット 急須 白 墨貫入 

 

【素材】
サクラ(国産ヤマザクラ)
黒漆(国産漆・松煙)

【サイズ】
約 直径23.1-23.6 × 5.5cm
縁厚み0.6cm程度 内側高さ3.8cm

【お取扱いの注意】
・硬いブラシの使用は避けてください。漆が剥げてしまう可能性があります。
・長時間の水に浸け置きはお避けください。
・洗剤は問題なくご使用いただけます。硬くないブラシ洗いや、スポンジ洗いしていただいて大丈夫です。
・電子レンジや食器乾燥機、冷蔵庫のご使用はお避け下さい。

 

<徒爾>
徒爾(とじ)の谷本さんは広島で製作を行いながら、広島と京都の2拠点で暮らしています。元々は古道具の仕事をされていて、その後木工を始められました。

木工品、漆器はたくさんありますが、徒爾のものは独特な空気感を纏っています。奇を衒った形でもなく、装飾があるわけでもなく、桜の木を中心に、黒漆か鉄媒染蜜蝋仕上げ。谷本さんは木工の機械をほとんど持っておらず、機械を使うのは木材から大まかな形を取るときだけで、形作るのは全て手作業。古道具の仕事もされていた背景もあって、鑿などの工具も古道具をメンテナンスして使っています。

木はPINTでも立ち上げ当初から大事な素材で、挽物・曲物・指物・箍物のそれぞれの職人と取組んできましたが、刳物は未開拓でした。途方もない手作業なので、今作ると価格もかなり高くなりやすいですし、手作業を見せようとすると無骨だったり装飾性が強かったりしがちで、PINTとして扱うのは難しいように感じていました。

徒爾の作品には、こうした素材と製法でありながらも、格好つけるところなく、素材と手の動くままに真っ直ぐ作られた美しさがあるように思います。また、手で削ったものは旋盤など機械で加工したものとは違う表情があり、拭き漆仕上げの表情も全然違ったものに。初めての漆器として徒爾をお選びいただくという方も多いです。

徒爾の作品を通じて、木や漆という素材、木の器、漆器の新しい一面を見られる機会になれば嬉しいです。

徒爾との出会いと詳しい紹介については、こちらをご覧ください。