Q. ろくろ挽きの欅の木の茶筒は、蓋と本体の木目はつながっているのですか?
A. 蓋と本体に関してですが、基本的に、同じ欅の無垢材から製作していますので、蓋と本体の木目はほぼ繋がります。
「ほぼ」というのは、製作上、円柱上の木材をまず蓋と本体に切り分けてから、それぞれの中を挽いて(削って)ゆきます。
そのため、本体の最上部と蓋の下部の木目が合います。(切り分ける際に刃の厚み分が削れますので、完全にぴったりではありません)
蓋を本体にかぶせた状態では、木目は合いそうで合わない状態です。
イベントなど、店頭で手にとっていただくお客様が不思議そうに、木目が合いそうで合わない、とご覧になる方がたくさんいらっしゃいますが、こうした製法に理由があります。ちょうどお客様からお問い合わせをいただいたので紹介いたしました。
こうしたところも知って見ていただくと、ものづくりの工程や、その奥に見える技術の凄さがより面白くなりますね。気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
茶筒一覧ページへ (欅、桑ともに製法は同じです)
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