旅とリネン風呂敷

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出張レポートのおまけです。

1泊2日で長野出張中ですが、昨夜は木曽福島というところに宿泊しています。漆器屋さんが並び、宿もいくつかあり、このあたりだと少し大きな町です。良い具合に部屋も設備も味が出ていて、さすが中山道という感じの古いお宿です。共同のトイレとお風呂で、6畳一間の部屋。こういったタイプの宿はわりと好きなのですが、ビジネスホテルのようなアメニティも設備ももちろんなし。というところまでは想定内なのですが、部屋にもお風呂にもタオルがなしという、予想以上にセルフな方針でした。

頼めば借りれたのかもしれませんが、これは良いチャンスとひとつ実験を。リネン風呂敷(草木染めリネン風呂敷 | 鉄紺色)を、着替えの洋服や旅まわりの小物などまとめるのに使っているのですが(最もコンパクトにまとめられて、量が変化しても対応できるので、風呂敷は旅のマストアイテムです)、これをタオルとして使ってみようという試みです。薄手のリネンですので、夜干し始めても、経験上朝までに間違いなく乾きます。また、ハンカチの代わりに手ぬぐいを持っていたので、この2つの布があれば、わざわざタオルを使わなくても風呂は足りるのではないか。

ということで、お風呂セットとして、
・手ぬぐい(フェイスタオルの代わり)
・リネン風呂敷(バスタオルの代わり)
で快適に過ごせるか?というささやかな実験です。
性別は男、髪の毛は今伸びて少し長い(ショートでもなく、ロングでもない)です。


手ぬぐいはこれまでも何度かあったので問題なくパス。一方、リネン風呂敷の薄さで身体は拭けるのかというのが一番の争点ですが、意外にも(!)、難なくこちらもパスしました。ある程度手ぬぐいで水気を拭き取ってからなど、多少の工夫はしましたが、90cm×90cmの大判ということもあり、問題なくクリア。もともと、パイル地の大判バスタオルは使わないのですが、これだけ薄くても結構いけるものですね。一応、帰ったら自宅でも試してみたいと思います。

結構、リネン平織りの生地のタオルとしての可能性は高いと思っていて、製品ページなどでは以前からじわじわと推しています。パイル地も気持ちよいですが、日本の(特に)夏など、乾きにくいですし、常にベストな選択ではないと個人的に感じています。ヨーロッパでは平織りのタオルがバスタオルとして使われているケースも多いようで、フラックス栽培が盛んな地域ですし、やはりリネンの素材のものも多いのではないでしょうか。

●リネンの平織り
シャトルリネン25HD マルチクロスL(全10色)
草木染めリネン風呂敷 | 鉄紺色

このあたりは、室内ではもちろん、旅行やジム、銭湯などにもおすすめです。嵩張らないですし、軽いです。マルチクロスの方は、しばらく使わないと最初は固めです。使ううち、柔らかくなると、私は問題なくタオルとして使っています。(ちなみに、髪の長い女性には、水分量を考えるとさすがに難しいかもしれません)


草木染めリネン風呂敷 | 鉄紺色は残り2枚だけ。色も非常に艶っぽくて良い感じです。分かりやすいので風呂敷と名付けていますが、薄手のリネンの大判布(正方形:90×90cm)ですので、スカーフ、風呂敷、タオル、何でもありです。この夏から、リネンの風呂敷デビューしてみませんか?


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