ついに始まりました、みんなのどうぐvol.1 「朝食の時間を愉しむ木のプレート」(この企画の説明はこちら)
7月19日、日曜日の朝。
場所は自由が丘にある、Nuu brocante antiques
天気も良く、大きな窓から入る陽光が気持ちよいです。
7月19日、日曜日の朝。
場所は自由が丘にある、Nuu brocante antiques
天気も良く、大きな窓から入る陽光が気持ちよいです。
全4回のうち、初回となる今回の内容は、「素材と製品サンプルから、様々な木の素材と加工技術を触り、学ぶ」こと。
素材と技術を知り、触れていただきます。こうして木の素材の特性、木製品のものづくりを紐解きます。
商品企画には、まずその素材と技術を知ることが必要です。その後に、ものづくりについて考えるという順番でなければ、もし上手くいっても、それは何となく良い感じの商品や、単なるアイディア商品で止まってしまいます。
「みんなのどうぐ」では、商品企画をするのは、デザイナーでもメーカーでもバイヤーでもなく、暮らし手(一般の生活者)のみんな。
素材・技術・ものづくりを深く知った上で、暮らしのプロである暮らし手が、今のリアルな暮らしに向けて自分たちで商品企画をします。
マーケットに向けた企画でもなく、デザインが施されたものでもなく、素材が真に活かされて、いかに毎日、気持ちよく使い続けたいものを作るかというところに100%の力を注ぐ企画です。自らのものを自らで作る、かつての民具を、現代のみんぐ(みんなのどうぐ)にアップデートしようとしています。だからこそ、今回のテーマである「朝食の時間を愉しむ木のプレート」を構成する、「木」「挽物(木工技術の一つ)」「塗装仕上げ」を、深く知る必要があるのです。
ということで、企画の目的と全体の流れをまとめると、こんな感じになります。
——————————————————————–
●まずは素材と技術を深く知る。(1回目)
●そして、今の暮らしを、暮らしのプロである参加者(以下商品企画メンバー)のみんなで見つめる。
その暮らしの中で使いたいものを、1回目の知識と掛け合わせて考える。(2回目)
●考えたものを職人が目の前で形にしながら、その場で修正をかけつつ、形を決定。(3回目)
●最後に、出来上がった製品(朝食の時間を愉しむ木のプレート)で、みんなで朝食をいただく!(4回目)
●その後、この製品は発売となります。卸販売もされます。(前シリーズvol.0;かぐこラボでできた商品「毎日使える拭き漆の器(みんなのどうぐ)」)
●一般のお客様に購入されて、もっと多くの人々の朝食のシーンにつながってゆきます。僕たちは、購入されることだけでなく、それが実際にどのように使われるかを大切に考えています。(⇒わたしの日用)
暮らしの目線で、ものづくりを真面目に進めてゆきたい。知り、考え、作り、それを販売し、買われて、使われる。暮らし手と一緒にこれを行い、このサイクルを回して、より暮らしに沿ったものを作りましょう!
——————————————————————–
というお話を、はじめにしました。
素材と技術を知り、触れていただきます。こうして木の素材の特性、木製品のものづくりを紐解きます。
商品企画には、まずその素材と技術を知ることが必要です。その後に、ものづくりについて考えるという順番でなければ、もし上手くいっても、それは何となく良い感じの商品や、単なるアイディア商品で止まってしまいます。
「みんなのどうぐ」では、商品企画をするのは、デザイナーでもメーカーでもバイヤーでもなく、暮らし手(一般の生活者)のみんな。
素材・技術・ものづくりを深く知った上で、暮らしのプロである暮らし手が、今のリアルな暮らしに向けて自分たちで商品企画をします。
マーケットに向けた企画でもなく、デザインが施されたものでもなく、素材が真に活かされて、いかに毎日、気持ちよく使い続けたいものを作るかというところに100%の力を注ぐ企画です。自らのものを自らで作る、かつての民具を、現代のみんぐ(みんなのどうぐ)にアップデートしようとしています。だからこそ、今回のテーマである「朝食の時間を愉しむ木のプレート」を構成する、「木」「挽物(木工技術の一つ)」「塗装仕上げ」を、深く知る必要があるのです。
ということで、企画の目的と全体の流れをまとめると、こんな感じになります。
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●まずは素材と技術を深く知る。(1回目)
●そして、今の暮らしを、暮らしのプロである参加者(以下商品企画メンバー)のみんなで見つめる。
その暮らしの中で使いたいものを、1回目の知識と掛け合わせて考える。(2回目)
●考えたものを職人が目の前で形にしながら、その場で修正をかけつつ、形を決定。(3回目)
●最後に、出来上がった製品(朝食の時間を愉しむ木のプレート)で、みんなで朝食をいただく!(4回目)
●その後、この製品は発売となります。卸販売もされます。(前シリーズvol.0;かぐこラボでできた商品「毎日使える拭き漆の器(みんなのどうぐ)」)
●一般のお客様に購入されて、もっと多くの人々の朝食のシーンにつながってゆきます。僕たちは、購入されることだけでなく、それが実際にどのように使われるかを大切に考えています。(⇒わたしの日用)
暮らしの目線で、ものづくりを真面目に進めてゆきたい。知り、考え、作り、それを販売し、買われて、使われる。暮らし手と一緒にこれを行い、このサイクルを回して、より暮らしに沿ったものを作りましょう!
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というお話を、はじめにしました。
ここからは、当日の内容を沿ってご案内。
様々な職人から教えてもらったこと、工房に伺って撮影してきた製作風景、例えば民俗学の文献から見た道具や暮らしのこと(知った後、職人に確認することが多いです)をベースにお話しました。
触っていただくものは、木の加工技術別の製品、木材サンプル、木材の加工途中の各段階のサンプルに、塗りのサンプルなどなど。
木や加工技術の基本から、職人さんから聞く小話など交えつつ、かなりマニアックなことまで。直接職人から聞いている内容がメインですので、濃く面白い内容になっているはずです。
様々な職人から教えてもらったこと、工房に伺って撮影してきた製作風景、例えば民俗学の文献から見た道具や暮らしのこと(知った後、職人に確認することが多いです)をベースにお話しました。
触っていただくものは、木の加工技術別の製品、木材サンプル、木材の加工途中の各段階のサンプルに、塗りのサンプルなどなど。
木や加工技術の基本から、職人さんから聞く小話など交えつつ、かなりマニアックなことまで。直接職人から聞いている内容がメインですので、濃く面白い内容になっているはずです。
<木の種類>
まずは素材の木から。木の特性もありますし、木の中で様々な種類があります。
重さや硬さ、それぞれの木の特長から、それぞれに適した用途で使われています。
なかなか比べて見ることのできない木材サンプル(20樹種以上)を並べて。
同じ大きさでも、最も軽いものと重いものでは、重量が3倍もの違いがあります。
まずは素材の木から。木の特性もありますし、木の中で様々な種類があります。
重さや硬さ、それぞれの木の特長から、それぞれに適した用途で使われています。
なかなか比べて見ることのできない木材サンプル(20樹種以上)を並べて。
同じ大きさでも、最も軽いものと重いものでは、重量が3倍もの違いがあります。
<木の加工技術>
木のそれぞれの加工技術について。様々な分類方法がありますが、分かりやすい、民俗学上の分類でご紹介。加工技術別に全てサンプル製品をお持ちしたので、触りながら、それぞれを詳しくお伝えします。
木のそれぞれの加工技術について。様々な分類方法がありますが、分かりやすい、民俗学上の分類でご紹介。加工技術別に全てサンプル製品をお持ちしたので、触りながら、それぞれを詳しくお伝えします。
<商品企画メンバー>
メンバーのノート。皆さん熱心にメモしていただき、嬉しいです。今回だけでも、木製品については詳しくなっていただいたはず。これから、雑貨店や百貨店に行ったら、今までと違う商品の見え方がすると思います。1時間半、たっぷり時間を使って終了。
次回までの2週間の宿題は2つ。
◆1つ目
今回学んだ、木の素材の特長、今回のテーマの木工技術である挽物の技術と、塗りのオリーブオイル仕上げの特長。これらを前提としつつ、「朝食の時間を愉しむ木のプレート」を考えてきていただきます。宿題といっても、形を絵に描いてくる必要はなく、普通にいつもの暮らしを送りながら、ただいつもより少し注意深く木の器視点で食事の時間を見つめていただいたり、ぼんやり「朝食にはこんな木のプレートが良いなぁ」「あ、でも挽物だから(もしくは木だから)、こんな使い方のほうがいいな」ということをイメージしたり。みんなで図面を起こしてみたり、具体的な仕様の話をするのは、それぞれのメンバーのイメージを共有してからです。
◆2つ目
みんなが使っているお気に入りの「朝食プレート」を持ってきていただきます。木でなくてもOK。できればプレートのほうが企画に活かされやすそうですが、形も制限はありません。みんなの、(普通の)いつもの朝食のシーンを共有して、今の朝食の風景を見つめ、それに合うプレートを作るのです。
今から2回目が楽しみです。
撮影&進行アシスタント:NORIYUKI FUCHIGAMI、Nuu brocante antiques
中地
メンバーのノート。皆さん熱心にメモしていただき、嬉しいです。今回だけでも、木製品については詳しくなっていただいたはず。これから、雑貨店や百貨店に行ったら、今までと違う商品の見え方がすると思います。1時間半、たっぷり時間を使って終了。
次回までの2週間の宿題は2つ。
◆1つ目
今回学んだ、木の素材の特長、今回のテーマの木工技術である挽物の技術と、塗りのオリーブオイル仕上げの特長。これらを前提としつつ、「朝食の時間を愉しむ木のプレート」を考えてきていただきます。宿題といっても、形を絵に描いてくる必要はなく、普通にいつもの暮らしを送りながら、ただいつもより少し注意深く木の器視点で食事の時間を見つめていただいたり、ぼんやり「朝食にはこんな木のプレートが良いなぁ」「あ、でも挽物だから(もしくは木だから)、こんな使い方のほうがいいな」ということをイメージしたり。みんなで図面を起こしてみたり、具体的な仕様の話をするのは、それぞれのメンバーのイメージを共有してからです。
◆2つ目
みんなが使っているお気に入りの「朝食プレート」を持ってきていただきます。木でなくてもOK。できればプレートのほうが企画に活かされやすそうですが、形も制限はありません。みんなの、(普通の)いつもの朝食のシーンを共有して、今の朝食の風景を見つめ、それに合うプレートを作るのです。
今から2回目が楽しみです。
撮影&進行アシスタント:NORIYUKI FUCHIGAMI、Nuu brocante antiques
中地