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かぐれのワードローブ #02-5 REPORT 〜最終サンプルチェック〜

かぐれのワードローブ #02-5 REPORT 〜最終サンプルチェック〜

レポートアップが少し遅くなってしまいましたが、かぐれのワードローブ#02、オリジナルシャツ作りはいよいよ最終回となる5回目を終えました。 前回までのレポート 1回目>2回目>3回目>4回目> 前回までで、1stサンプルと2ndサンプルができあがり、デザイン型、生地感、縫製仕様などを見比べることができました。縫製工場も変え、1stは女性らしいシャツ、2ndでは少し男性らしいワークテイストも見えるシャツができました。今日は3rdサンプルをベースに、最終サンプルを決定する重要な回です。 前回記事でも書きましたが、3rdサンプルの修正内容のおさらいです。 ・チェーンステッチや洗い加工の加減からワークっぽさが出たため、これをなくし変更して解決することに。 ・肩、脇下、アームホール、袖のステッチをやめる → ステッチがなくなりワーク感をなくす。代わりにロック仕上げにすることで、薄く軽く。 ・これに伴い、工場も1stに戻す。 女性らしいシャツに少し寄せるため、これらを反映させたサンプルです。 今回も皆で試着を交代しながらの検証。3rdサンプルの検証を。OKな箇所は確定、修正が必要なものは、本生産に直接修正内容を反映させます。 ▼形とパターン ほぼこのまま決定で、良い形に仕上がりました。修正は一点、アームホールと袖を少し細く変更。 ▼ディティール ●一番上のボタンループ 一番上のボタンのみ、ボタンホールではなくループに。見た目のバランスとボタンの掛けやすさを修正。このループの向きを横向きに、そして細くする。 ●ポケット部分 5本針ステッチのままでOK。細かなステッチが補強とともにポイントに。 ●縫製糸 ネイビーとカーキには同色のテトロン糸、ホワイトには綿糸。シミや汚れが目立ってしまったときに、染め重ねができるように。普通のポリエステル糸だと糸に染めが入らず浮いてしまいますが、染め綿糸だと生地と一緒に染まります。縫製時の糸切れなどのハードルがあるのですが、対応くださることに。 ●ボタン 10mmのボタン、生地色にあわせて最終決定。一番上は同生地のくるみボタン。 いよいよ最終の仕様が確定。修正を繰り返し、途中で採用されかなかった仕様もたくさんありましたが、一つ一つを試し検討しながら、シャツと服作りの一つ一つの構成要素と意味を噛み締めて進んでくることができました。 このシャツを、実際に作り、店頭で販売し、お客さんに選んでもらって着ていただくまでが、作り手であり販売店でもあるかぐれとしての役割。文学を専攻していた羽柴さんから、買い物の楽しさ、このシャツとの出会い、かぐれからのメッセージを和歌に込めて届けたいというアイディアが出て、シャツ1点1点にしおりのようなカードをつけることに決めました。単に洋服を1枚作り販売するのでなく、その洋服と出会い、暮らしの中で着てもらうことに向けた私たちの思いを添えて、お届けします。羽柴さんを中心に、和歌を選び、紙の選定とデザインまで、かぐれチームで持ち帰りの宿題とすることに。普段イメージされる洋服の売り方とは全く違ったメッセージとアプローチで、聞いている私もわくわくしました。これについては、次の最終レポートで改めて報告したいと思います。 年末年始を挟み、今日の内容を反映させていよいよ本生産に入ります。2月に納品と、振り返りを兼ねた試着&お披露目会があります。かぐれ店頭では3月から展開予定です。 次回は製品写真、着用写真ともに完成品をご紹介できますので、楽しみにお待ちくださいませ。 ●今後のスケジュール //////////////////////////////////////////////////////// 【かぐれのワードローブ#02 スケジュール】...

かぐれのワードローブ #02-4 REPORT 〜3rdサンプルチェック〜

かぐれのワードローブ #02-4 REPORT 〜3rdサンプルチェック〜

レポートアップが少し遅くなってしまいましたが、かぐれのワードローブ#02、オリジナルシャツ作りは先月無事第4回目を終えました。 前回までのレポート 1回目>2回目>3回目> 前回の3回目では1stサンプルをベースに、修正点をあげました。今回までの間に、enrica町田さんには生地の調達確認と、3rdサンプル製作を進めてくださいました。今日は3rdサンプルをベースに、完成に近づけます。いよいよ佳境に入ってきました。 前回記事でも書きましたが、2ndサンプルの修正内容のおさらいです。 ・背面切り替えに小さなギャザー → 真ん中にタックを小さく入れる(1.5~2cm) ・ポケットは一回り(1.5cm)小さく。上位置はそのままにするため、少し上がる印象。 ・襟を0.8cm削って小さく ・着丈はそのまま ・シャツカットは1stから変更なし ・カフスは3cmカフス。ボタンは横に2個つけて調整できるように変更。1st位置+間3cmで2個目のボタン。 ・白シャツのみ、コットン糸での縫製(他の生地色は染め重ねの想定は外し、糸色も生地にあわせる) ・ボタン数は同じ。第一ボタンの位置を下げて、同間隔のまま一律下げる。 ・ボタン大きさはそのまま ・生地色展開も含めて、2ndサンプルは他の候補生地で製作し見比べることに。スイスコットン生地。 生地や各仕様の条件面から、今回は1stと縫製工場を変えて製作。2ndサンプルは、デニム製品を手がける工場で縫製を行ったそうです。そのため、チェーンステッチなど縫製箇所を見ると少しワークっぽい印象に。生地も1stに比べると少しだけ厚くなったため、「ブラウス」と呼べる女性らしい1stと対照的に、「シャツ」という感じの男性的な印象になりました。細かな仕様やパターンの修正ポイントを反映しつつ、生地や雰囲気を変え、異なる2つを比べられる回となりました。 今回も皆で試着を交代しながらの検証。2ndの検証とともに、3rdサンプルへの修正ポイントを。 ▼形とパターン 1stと比べて、丈やボタン、ポケットの修正ポイントはイメージ通りでしっくりくるバランスに落ち着きました。襟のバランスで、ボタンをあけても、しめても着られます。あけて着る場合も、ばちっと開襟にはならず、ほどよく柔らかさを持った自然な雰囲気に。 ▼生地 とても上質なスイスコットンのため、いわゆるコットンシャツのカジュアルさやシャツの固さはなく、肌触りも良し。透け感が減ったのも高ポイントです。ベストの生地!と判断し、次のサンプルも同じ生地で進行します。白+染め色を検討。 ▼ディティール 1st段階では触れられていなかったディティールについても、町田さんのレクチャーを受けながら検討を進めました。 ●カフス 空き部分は輪っかの形になるように。ブラウス寄りのディティールで、女性らしさが出そうです。また、生地同色でステッチを入れて、控えめながらデザインのワンポイントになり、かつ縫製補強により長く着ていただけるようにします。 ボタンは横並びに2つ。カフスの絞り具合の調整も兼ねますが、デザインポイントとしての意味合いが強め。 ●ポケット部分 こちらにも同色で細かくステッチを入れます。レディースシャツですが、メンズ目線でもぐっとくるディティールですね。 ●ボタン パターン上、一番上のボタンだけ、少し位置が異なるためボタン種類も変えてワンポイントに。シルクサテンのくるみボタンを付けてみます。上品で女性らしくなりそうです。 ということで、パターンはほぼOK、生地はOK、ディティールも考えられました。...

【イベント】2017.11.11 (sat) – 11.12 (sun) enrica popup|STAND GINZA / 80

【イベント】2017.11.11 (sat) – 11.12 (sun) enrica popup|STAND GINZA / 80

PINTでも人気のenricaが、今週末に銀座で販売会を開催します。 11(土)、12(日)の2日間ともenricaデザイナーの町田さん自らが接客・販売されます!PINTで取扱しているenricaアイテム中心のラインナップですので、webで気になるアイテムがある方は是非足をお運びくださいませ。実際に手にとってご覧いただけます。 また、enricaのデザインや素材のこと、服の取扱やケアのこと、enricaの服の着こなしなどなど、町田さんと直接お話できるレアな機会です。 場所は銀座松屋の目の前に新しくできるSTAND GINZA。当日がオープニングとなります。アクセスも良いので、銀座お散歩がてらお越しください。他にも出展者もたくさんいらっしゃり、ブースを回りながら楽しく見ていただけると思います。 ———————————————————————————————————————————————— 「STAND GINZA / 80」オープニングイベント 2017年11月11日(土)10時〜22時 2017年11月12日(日)10時〜19時 ※enrica町田さんの在店予定時間は、2日間とも10時から18時となります。 STAND GINZA / 80   松屋銀座前 地図 ———————————————————————————————————————————————— PINTは出張中で不在ですが、是非お立ち寄りくださいませ。 ▼ Pint webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ Pint BLOG...

【new】カシミアマフラーとモヘアストール

【new】カシミアマフラーとモヘアストール

ケンランドのリネンストールに、秋冬におすすめのカシミアリネン、モヘアリネン素材が新登場です。 カシミアリネンは2色のうち1色は完売し、ライトパープルのみの展開。カシミアのなめらかな肌触りと暖かさはそのままに、リネンを混編しています。リネンは熱伝導が良く、吸湿と速乾性が高いため、蒸れなくさらっとした着心地をお楽しみいただけます。 カシミアリネンニットマフラー | ライトパープル モヘアリネンは、柔らかく軽いモヘア(ウール)とリネンのストール。秋から春先まで、巻き方とスタイリングでボリュームも暖かさも調整しやすく、肌寒い季節に着回しやすいストールです。こちらはカラーバリエーションも豊富です。 ウール・モヘアストール一覧 どちらも、カシミア&リネン、モヘア&リネンのミックス。各素材の先染め糸を混ぜて編まれているため、カシミアとリネン、モヘアとリネン、それぞれの糸色が混じり合ってできるので、柄としての模様ではなく、色が混じり合って無地になっています。表情豊かな色になり、上品な雰囲気で大人らしいスタイリングに重宝します。 リネンニット技術を確立される前は、コレクションブランドのウールを中心としたニット製品を多数手がけられていたケンランド社の秋冬シリーズ。モードの雰囲気が漂う配色に加え、確かな糸品質と技術は肌触りも抜群です。リネンニットはまだ未体験という方も、取り入れやすい秋冬からお試しくださいませ。 ▼ Pint webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ Pint BLOG 人気カテゴリー 募集中イベント・イベント告知 再入荷・発売開始アイテム一覧 欠品中アイテム 入荷時期と予約受付のご案内 素材の取扱・お手入れ一覧 みんなの使い方

【new】リネンとヘンプの靴下

【new】リネンとヘンプの靴下

人気のケンランドのリネンソックスに、新色と新素材が加わりました。 リネン・ヘンプソックス一覧 下の3型が新作です。 差し色に活躍間違いなしの後染めのビビッドカラー リネンニットソックス(22-24cm)後染め|3color ファンも多いヘンプ素材のニットソックス ヘンプニットソックス(22-24cm)後染め|4color リクエストの多かった5本指ソックス ヘンプコットンの5本指ソックス(22-24cm)|3color リネンとヘンプは春夏のイメージをお持ちの方が多いですが、繊維構造上空気の層を作り、ニットの糸の太さですと通年履いていただけます。蒸れないので、革靴や秋冬向けの靴に合わせていただく場合は、特に秋冬のほうがお勧めできるくらいです。すっきりした履き心地で気持ち良いですよ。 リピートして色を揃えていただく方が多いリネンニットソックス。是非お試しください。 ▼ Pint webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ Pint BLOG 人気カテゴリー 募集中イベント・イベント告知 再入荷・発売開始アイテム一覧 欠品中アイテム 入荷時期と予約受付のご案内 素材の取扱・お手入れ一覧 みんなの使い方

【new】enricaの冬支度

【new】enricaの冬支度

enricaの新作をアップいたしました。昨年も人気をいただいていた、あたたかなカシミアセーブルニットを入荷しました。 enricaの冬支度 ニット類など、ほぼ今季の新作が出揃いました。 カシミアセーブルニットは、昨年と同じ形で、色が変わりました。セーターとマフラー、各2色ずつです。 コットンシルクとリネンのスカートも、ログウッド染めの大人らしいグレーを入荷しています。 enricaのニットは、クオリティーに対して値ごろ感もあり、人気のアイテムです。 点数が限られていますので、気になるアイテムは是非お早めにチェックしてみてください。 ▼ PINT webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ PINT BLOG 人気カテゴリー PINTのものづくり 募集中イベント・イベント告知 再入荷・発売開始アイテム一覧 欠品中アイテム 入荷時期と予約受付のご案内 素材の取扱・お手入れ一覧 みんなの使い方

かぐれのワードローブ #02-3 REPORT 〜1stサンプルチェック〜

かぐれのワードローブ #02-3 REPORT 〜1stサンプルチェック〜

気温も下がってきて、ようやく秋らしくなってきました。季節の移り変わりとともに、こちらのプロジェクトも着々と進んでいます。かぐれのワードローブ #02、オリジナルシャツ作りは第3回目を終えました。 前回までのレポート 1回目>2回目> 前回の2回目ではおおまかなシャツの仕様が決まり、候補生地からいくつかに希望候補を絞りました。前回から今回の間に、enrica町田さんにはトワル製作を経て、1stサンプル製作まで完了してきてくださいました。今日はこの1stサンプルをベースに、着て、見て、触って、考えて、修正ポイントと次へのステップを探る回です。 まずは前回までを振り返り、生地候補の調達とセレクトについてもまず報告共有を。それでは早速1stサンプルを見てみましょう! 生地素材はコットン。いわゆるコットンのイメージとは全然違う、シルクにも似た感じの滑らかなサテンコットンです。生地メーカーさんがオリジナルで企画開発しているという、まだ出ていない特別な生地だそうです。高級感というか、上品な雰囲気が出ています。生地を触るだけでもわかる良さですが、袖を通すとすぐに肌触りと着心地の良さにリアクションが。 パターンとシルエットも、前回の古着のサンプルを起点にしながらも、生地の違いを反映して今の時代に置き換えてと、良い意味で全く違うものに。過去のシリーズでも、コンセプトやイメージ、おおまかな仕様希望をもとにサンプル製作に進み、その仕上がりクオリティに驚かされていますが、今回も同じく皆から驚きと喜びの声があがりました。1stサンプル、主なポイントは ・身幅はたっぷり ・肩は今の流行ほどはドロップにせず ・袖幅は広め ・アームホール大きめ かぐれらしく、また日常着としても上品に着られることをイメージしています。身体に沿った形ではなく、リラックスした感じのゆるりとしたシルエット。1サイズで作っていることも理由の一つです。ゆったりとした作りですが、肩は落としすぎず、生地は上質なもので、バランスが取れているように思いました。ベースにした古着シャツは、全体の雰囲気(シルエット)がほのかに残りつつ、ディティールを取捨選択して取り入れたという感じでしょうか。 お客さんを思い浮かべながらのスタッフ視点と、一人の洋服好きの個人の視点もあわせて、みんなであれこれ意見を出しながら順番に試着を。着方を考えながら、まだ製作企画途中のサンプルの完成度を上げるべく意見とアイディアを重ねていきます。もちろん企画会議として大真面目ですが、洋服好きが集まって、コーディネートをしながら、わいわいと楽しく話し合っている空気があり、今回も良いものが生まれそうな予感です。会議室だけの企画会議よりも、本気の大人が集まる楽しい現場から良いものは生まれると思います。 ここで一つ、着る人視点の面白いアイディアがでました。 このシャツは、白無地を含め数色の展開予定です。白無地シャツは長く着ていると、丁寧にケアしながらでも、どうしても襟や袖口のくすんだり、料理や油の染みが目立ったりします。白で無地ですので、天然素材で強い加工を施さないかぎり、これは仕方のないことです。お気に入りの白シャツでも、そういった理由でサヨナラするのはすごく惜しいですよね。そこで、もしそうなってもまた着つづけたい!という場合のために、染め直しして着続けるという選択肢を用意してはどうか、というアイディアが出ました。 かぐれでもときどき、製品持ち込みの藍染体験イベントを定期的に開催していますし、いわゆる製品後染めのサービスも今はたくさんあります。藍染や草木染めの場合が多いですね。このときに、いわゆる一般的な白いコットンシャツを染めると、糸だけは染めが十分に入らず、テカッとした感じになります。天然染料の染めは、天然素材にしか色が入らないのですが、普通のシャツの縫製糸は化学繊維(ポリエステル)だからです。そのため、糸も同様に綺麗に染まるように、白シャツに関してはコットン糸での縫製を検討することになりました。ただし、生産時、ミシンの調整も必要な上に縫製時に糸が切れるケースが発生するため、生産効率も落ちるという面があります。このため、ほとんどの縫製糸はポリエステルなのですね。工場に生産対応が可能かを確認相談することになりました。 着方もいろいろ試します。 シャツはボトムスに入れるのか出すのか、フェミニンもしくはメンズライク、襟は閉めるのか開けるのか? コートと合わせたり、ボトムスはパンツのとき、スカートのとき。 シャツのコンセプトとおすすめしたい着方を絞りながら、一番のバランスとポイントを探してゆきます。 このプロジェクトでは参加メンバーもたくさんいて、通常は企画に携わりにくい店舗スタッフがメイン。店舗スタッフのすぐ先には日々直接接客し、話をしているたくさんのお客さんがいます。かぐれというお店、ブランドのオリジナル製品を作るにあたっては、着方や着こなしもとても大事。お客さんと直接お話ししている店舗スタッフの皆さんが参加しているのは本当に心強いです。ここの良さと、enricaのプロフェッショナルな洋服作りを組み合わせるのです。 町田さんが、その場で皆の意見を聞きながら、修正ポイントと修正案をレクチャー。町田さんの経験と知見を共有してもらいながら、どう製品仕様に落とし込んでいくのかを考えます。座学でなく、サンプル実物とまさに進行中企画の実践なので、洋服は専門外の僕にもすっと入ってきます。 1stは背に少しギャザーが入っているのですが、ギャザーとタックだとどう印象が変わってくるか、着心地や動きやすさにどう影響があるのか、それぞれどの細かさまで工場で実現可能か。襟の形と大きさや角度、カフスと襟のバランス、ポケットの位置と大きさ、前たてとボタンの大きさの組み合わせ、、、。書ききれませんが、一つ一つのパーツの仕様(サイズ・形など)があり、その一つだけでもシャツ自体の印象が一気に変わります。同時に、他のパーツと全体へのバランスを調整する必要があります。良いものを作るデザイナー、パタンナーの技術の凄さに改めて驚きました。 この濃いレクチャーと話し合いを続け、修正ポイントが決まりました!以下、ずらりと書いてみます。わかりにくいかもしれませんが、次回のレポートで、2ndサンプルの写真もたくさんアップします。ご興味ある方は、是非写真を見比べてみてくださいね。 ・背面切り替えに小さなギャザー → 真ん中にタックを小さく入れる(1.5~2cm) ・ポケットは一回り(1.5cm)小さく。上位置はそのままにするため、少し上がる印象。 ・襟を0.8cm削って小さく ・着丈はそのまま ・シャツカットは1stから変更なし ・カフスは3cmカフス。ボタンは横に2個つけて調整できるように変更。1st位置+間3cmで2個目のボタン。...

【new】秋のはじまり ストール

【new】秋のはじまり ストール

ようやく秋らしい気候になってきました。 enricaの秋冬もの、kenlandの新色も入荷が始まり、秋アイテムが少しずつ揃い始めています。 秋アイテムということで、今日はストールをご紹介します。 素材はリネン、コットン、コットンシルクにモヘア、織りだけでなく編みまで。染めは、製品により草木染めのものも。シンプルな無地が多いですが、ジャガード織りのシンプルな織り柄や先染めのチェック柄もございます。 ストール全ラインナップをページにまとめましたので、ご覧くださいませ。 ストール一覧 色バリエーションも含めると、なかなか豊富に揃ってきました。 良い素材をお好みで、シンプルに使えるストールをお探しの方には楽しく選んでいただけると思います。お好みの素材と色を探してみてください。 ▼ PINT webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ PINT BLOG 人気カテゴリー PINTのものづくり 募集中イベント・イベント告知 再入荷・発売開始アイテム一覧 欠品中アイテム 入荷時期と予約受付のご案内 素材の取扱・お手入れ一覧 みんなの使い方

かぐれのワードローブ #02-2 REPORT 〜製作アイテム検討〜

かぐれのワードローブ #02-2 REPORT 〜製作アイテム検討〜

かぐれのワードローブ #02、第2回目を終えました。 前回のレポート 製作するアイテムはシャツに決まりました。この1ヶ月の間で、それぞれのメンバーに、この宿題を進めてきてもらいました。 ・enrica町田さんが、生地候補探し。リネン、コットン、シルク、リネンコットン、シルクコットン、天然素材を中心に。できればオーガニックの素材。生地感は「透け感(少)なく」「やわらかい」「マット」。 ・かぐれメンバーは、シャツ企画案の準備。言葉やイラスト、お気に入りのシャツや服でもOKなので、準備してきていただきます。 今回のゴールは、皆のシャツのイメージを集め、ポイントをまとめて定めること。そして、町田さんからシャツについてのレクチャーとパターン・デザインにおけるポイントを教えていただきながら、1stサンプルに取り掛かれるまでの仕様の輪郭を作ることです。 今日は形のもとが出来上がるための前半の山場。さて、一体どんなシャツになるのでしょうか。 かぐれメンバーのみなさん、この1ヶ月、頭の片隅でシャツのことを考えながら、具体的なイメージを作ってきてくださいました。プレゼン方法も、写真、イラスト、私物のシャツ、と様々。全てを紹介することはできませんが、たくさんのアイディアと熱、伝わるでしょうか。 私物のシャツは、交代で試着をしてみたり、生地感を触ってみたり。生地と形の相性もあれば、どう着るかで丈の長さもシルエットも変わってきます。今回は、前のワンピースの時よりもたくさん集まりました。私物シャツの中で一番盛り上がったのは、バイヤーの宮崎さんの古着シャツ(写真内のカーキ色のシャツ)。古着アイテムが登場したのは初でした。 アイディアを出し合い、シャツのイメージは膨らみますが、着方も種類もあまりに多様なだけに、シャツというアイテムの難しさも感じました。 何と合わせて着るのか?メインで着るのか?上に何かを羽織るのか?裾は入れて着るのか? 形も、身頃シルエットはもちろんですが、襟、袖、前立て、カフス、裾の形、、、前のワンピースよりも無限に広がるパターンがあります。 ここで、皆のアイディアのポイントを要所要所拾いつつ、enrica町田さんによるシャツのレクチャーをいただきました。 そもそも、「シャツ」と「ブラウス」は厳密にいうと違うというお話から。分類されていることは知りつつも、具体的な違いははっきりわからない方も多いですよね。ざっくり分けると、フォーマル→カジュアルの順に、「Yシャツ–カジュアルシャツ–ブラウス」と分類できるようです。とはいえ、ブラウスは広義のシャツの1種とされることもあるようですので、シャツの中の分類とイメージしてみてください。 以下、簡単に説明します。 ・Yシャツ スーツやフォーマルなジャケットスタイルなどにあわせるシャツ。袖はジャケット袖から出し、裾はボトムスに入れるため、袖裾長め。 ・カジュアルシャツ デニムやチノと合わせるスタイルのシャツ。カジュアル度強いものだと、ワークシャツなど。 ・ブラウス 主に女性用で、やわらかな生地が多い。語源が「ゆったりした」という意味もあり、すぽっとかぶれるような形のものも含む。 もともと海外の言葉と文化を輸入したものですし、厳密な区切りに正解はないと思われますが、まずはここをはっきりさせる必要があります。この分類で考えると、皆が考えていたのは「ブラウス」であることが確定しました。 盛り込みたいポイントとしては、 ・生地が柔らかい ・裏前立て ・肩が少し落ちてリラックスした感じ ・胸ポケットあり(片側) ・襟は小さめ ・オリジナルらしいワンポイントがあること 先ほど紹介した古着のシャツをイメージの元として、裾や丈の長さを決めました。ザ・古着のため、組成もブランドもわからないもの。時代も生地もディティールも今にはないものですし、そのまま生地を変えてもうまくはいきません。あくまでインスピレーションをいただく形で、生地の種類、襟の形、ボタン位置、丈袖裾の長さなど検討しました。 生地は、町田さんが選んできてくださったコットン、リネン、シルク、それぞれの混織を中心に。「透け感(少)なく」「やわらかい」「マット」という生地感のものに絞って集められていますが、織り方や加工によっても様々。皆で触り、透け感も試しながら検討を進めます。 enricaらしく、肌触り柔らかく気持ち良い生地がずらりと並び、時間をかけて悩みました。色展開の可能性も含めて考えながら、数種類に候補を絞りました。...

【new】enricaの秋の服

【new】enricaの秋の服

enricaの新作をアップいたしました。 enricaの秋の服 今季の新作をはじめ、ようやく夏が終わり、気温も下がってきたこの頃、秋の始まりに着たい服を集めました。 モヘアシルクの薄手のニットに、やや厚手のリネンやコットンネル素材。ストールからリネンコート、薄手のニットに、ブラウスやボトムスまで。色味も秋らしく揃いました。 毎シーズン人気のenrica。PINTでの取り扱いを始めて2年目、嬉しいことにリピートが多く、シーズン新作をお待ちいただいているお客様も増えました。点数が限られていますので、気になるアイテムは是非チェックしてみてください。 ▼ PINT webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ PINT BLOG 人気カテゴリー PINTのものづくり 募集中イベント・イベント告知 再入荷・発売開始アイテム一覧 欠品中アイテム 入荷時期と予約受付のご案内 素材の取扱・お手入れ一覧 みんなの使い方