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PINT レザー 経年変化記録

PINT レザー 経年変化記録

PINTのオリジナルレザー製品の革について、ご紹介します。 商品一覧 (PINT レザー) 革は1種類、黒1色のみです。こちらの一覧にある商品は、全て同じ革を使っています。 革についての紹介やコンセプト等は商品ページをご覧ください。 こちらでは、経年変化後の様子を紹介します。   ▼ミニマムウォレット 左:新品 右:2年(メンテナンスなし・毎日使用)   2ヶ月(メンテナンスなし・毎日使用)。ポケットに入れて使用。鍵と一緒に入れているため、その擦り傷がついています。     3ヶ月(メンテナンスなし・毎日使用)。鍵と一緒にポケットに入れて使用。2ヶ月時よりも鍵の擦り傷が目立たなくなり馴染みました。   6ヶ月 ( メンテナンスなし・毎日使用)。鍵と一緒にポケットに入れて使用。艶が増しています。      ▼レザーショルダーバッグ black <XL>     2年( メンテナンスなし・ほぼ毎日使用)。 ショルダーバッグのため、身体との摩擦もあり、艶が特に強く出ています。      ...

各素材別 お手入れ・取扱いについて

商品ページにも記載していますが、こちらでは素材別にまとめています。 共通する基本的な内容を、随時書き足してゆきます。 商品ごとに詳細仕様が異なりますので、詳しくは商品ページを参照ください。 【木 オイル仕上げ】 × やってはいけないこと × ・機械に入れること。電子レンジ、食洗機、冷蔵庫など。 ・冷暖房が直接当たる場所、直射日光が当たる場所に置くこと ・水に浸けっぱなしにすること ・食器洗い後はすぐに水気を拭取る 乾燥や温度変化の強い環境に置かれたり、水に濡れたり乾くときに、木が呼吸・伸縮して反りや割れが生じることがあります。 乾くと戻りますが、完全には戻らないことが多いです。 △ 避けたほうが良いこと △ ・食器用洗剤は、強力に油を落とし、オイル仕上げのオイル塗膜も落とす場合があります。汚れが激しい場合はお使いいただき、そうでなければぬるま湯とスポンジやアクリルたわしで洗うのがおすすめです。 ・カレー、熱を通したトマトやナスなど、色移りがする場合があります。使い続けると馴染みますが、気になる方はお避け下さい。特にカレーは、匂いも付きやすいので、ご注意ください。 ・油染みも同様です。ただ、油を吸う性質があるものですし、油の塗膜となりますので、塗膜ができる分には悪いことはありません。染みが一部に付くと気になるかもしれませんが、なじませ広げるくらいに扱うと、全体が色が濃く深くなり気にならなくなるので、個人的には吸わせるのがおすすめです(もちろん食用油に限ります。) + お手入れ + 使ううちに油分がなくなったり、気になる場合は、ご自宅にある食用油(オリーブオイル、亜麻仁油、くるみ油でもなんでも構いません)を掛けて、ティッシュや布端切れで拭くように馴染ませ、半日か1日くらい乾かして、その後また乾いた布などで拭き取ってください。表面に油分がつき塗膜になります。この塗膜は、多い分には表面が強くなります。 ◎ 育てるのを楽しむ方法 ◎ 個人的には、×の反りを防ぐことだけ気をつけつつ、油はどんどん含ませ馴染ませ、育てるのがおすすめです。他の素材の器と違い色濃く深く育ちますし、新品状態をキープするよりも楽しく使えるからです。 私個人の使用方法は、普段の食器洗いはぬるま湯で流し洗いし、油を多く使ったときは石鹸洗剤のようなナチュラル系の食器用洗剤で洗っています。あえてメンテナンスというようなお手入れはほぼせずに、使用しています。先の通り、油の塗膜は木皿には良いので、オイル系のパスタを盛り付けた時など、洗う前に全体に馴染ませるようにして使っています。(油が入ると、色も深くなり楽しいため。これは、個人的な好みです) * 注意点 * 反りについては、よく、「木が生きている」と言われたりしますが、環境変化により呼吸し、伸縮をして動きます。そのため、ウレタン塗装などで固めてしまわない限り、反りが0ということはありません。出荷時あまりに反りが大きなものは除外していますが、反りのないものでも、お使いいただくうちに必ず多少なりとも反りは出てきます。オイル仕上げの全ての木皿に共通することと、普段使う分には問題はないため販売をしておりますが、かたつきが気になる方はお避けください。 木 オイル仕上げ 製品一覧 【木・竹 木地仕上げ(無塗装)】 古材の風合いを生かした製品や、頻繁に洗う必要のない製品などに絞って、木地仕上げ(無塗装)のものがいくつかあります。 取り扱いや注意はオイル仕上げとほぼ同じ、かつ、オイル仕上げよりも弱い状態とお考えください。そのため、基本的な取扱については、【木 オイル仕上げ】をご覧ください。 オイル仕上げとの違いは、油分が付くと目立つシミになりやすいことです。...

茶筒Q&A 蓋と本体の木目

Q. ろくろ挽きの欅の木の茶筒は、蓋と本体の木目はつながっているのですか? A. 蓋と本体に関してですが、基本的に、同じ欅の無垢材から製作していますので、蓋と本体の木目はほぼ繋がります。 「ほぼ」というのは、製作上、円柱上の木材をまず蓋と本体に切り分けてから、それぞれの中を挽いて(削って)ゆきます。 そのため、本体の最上部と蓋の下部の木目が合います。(切り分ける際に刃の厚み分が削れますので、完全にぴったりではありません) 蓋を本体にかぶせた状態では、木目は合いそうで合わない状態です。 イベントなど、店頭で手にとっていただくお客様が不思議そうに、木目が合いそうで合わない、とご覧になる方がたくさんいらっしゃいますが、こうした製法に理由があります。ちょうどお客様からお問い合わせをいただいたので紹介いたしました。 こうしたところも知って見ていただくと、ものづくりの工程や、その奥に見える技術の凄さがより面白くなりますね。気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。 茶筒一覧ページへ (欅、桑ともに製法は同じです) 茶筒の他のことや、他の製品に関しても、ご不明な点、不安な点がございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。 ▼ Pint webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ Pint BLOG 人気カテゴリー 募集中イベント・イベント告知 再入荷・発売開始アイテム一覧 欠品中アイテム 入荷時期と予約受付のご案内 素材の取扱・お手入れ一覧 みんなの使い方

拭き漆仕上げの器 Q&A(1) 「幼児でも安心して使えるものですか?」

Q. 拭き漆仕上げの食器は、1歳児の子供も安心して使えるものでしょうか? A. はい、問題なくお使いいただけます。 本体は無垢の木を削ったもの、仕上げの漆はウルシノキという木の樹液で、いずれも天然の素材です。安心してお使い下さい。 生後100〜120日後に行われる「お食い初め」の食器は、伝統的には漆器や素焼きの陶器が使われます。漆器でも本塗りと拭き漆で塗りの技法の違いはありますが、同じ漆を使った塗り仕上げですので、使われている素材も同じです。 漆器は軽く、陶磁器と違って割れにくいので、お子様や、逆にご高齢の方に愛用していただいているお客様も多いです。口当たりも柔らかく、大変おすすめです。 製品や、お取り扱い方法について、ご不明点がありましたら、こちらのフォームよりお気軽にお問い合わせ下さいませ。 中地 ▼ Pint webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ Pint BLOG 人気カテゴリー 募集中イベント・イベント告知 再入荷・発売開始アイテム一覧 欠品中アイテム 入荷時期と予約受付のご案内 素材の取扱・お手入れ一覧 みんなの使い方

木の器の仕上げ勉強会 〜ウレタン仕上げ〜

昨日は木の器の塗装仕上げ勉強会に参加しました。モノモノで開催されている勉強会で、「漆」「オイル」に続き、「ウレタン」の3連続講座。全て参加し、昨日でシリーズ完結でした。(写真はモノモノのイベント告知HPより) 塗料メーカーのプロを講師として、それぞれの仕上げの本当のところを聞くことができました。なかなか、専門的且つ体系的にまとめられた情報がない領域ですので、貴重な機会でした。 「ウレタン」は、基本的にはPint!の定番品としては扱う予定はありませんが、百貨店や雑貨店、飲食店との共同製作では求められることも多い仕上げ。利点・欠点ともに新しい面も知ることができましたので、今後の製品企画に活かしてゆきたいと思います。 Pint!では今後も「漆」と「オイル」を中心に展開してゆくことに変更はありませんが、器の形や使用状況、木の器自体をもっと使っていただくには、という点も合わせて考えると、伝え方もものづくりにもまだ工夫の余地があると感じました。職人さん側の制限もあるため、バランスを見極めながら判断してゆきたいと思います。 日々の取扱やお手入れに関わることも、科学的な角度からも認識を深められました。今後は、より詳しくお応え出来ると思います。ブログでも少しずつまとめながらアップしてゆく予定です。個別の質問やご相談もこちらのフォームよりお気軽に問い合わせくださいませ。 中地 ▼ Pint webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ Pint BLOG 人気カテゴリー 募集中イベント・イベント告知 再入荷・発売開始アイテム一覧 素材の取扱・お手入れ一覧 みんなの使い方

オリーブオイル仕上げの木皿のお手入れ方法

前回は、一般的な木皿の手入れを、塗装方法に分けてお伝えしました。   今日は、Pint!のオリーブオイル仕上げの木皿のお手入れについて、ご紹介します。 ●食器としてご使用時 ・平皿ですので問題ないと思いますが、 … 続きを読む オリーブオイル仕上げの木皿のお手入れ方法 → The post オリーブオイル仕上げの木皿のお手入れ方法 first appeared on PINT Blog.

包丁の取扱い・お手入れ  Q&A (2) 左利きでも使えますか?

包丁の取扱い・お手入れ  Q&A (2) 左利きでも使えますか?

お客様からいただきました、製品の使い方についてのQ&Aです。 たがる包丁について。 Q.「左利きなのですが、使えますか?左利きようのオーダーは可能ですか?」 A. 左利きの方でも全く問題なくお使いいただけます。 和包丁のような片刃ではなく、普段使い用としてお使いいただくために両刃でお作りしています。左右対称に刃が付いておりますので、左利きの方でも全く問題ございません。 たがる包丁の企画メンバーの中にも左利きの方が多くいらっしゃいましたが、問題なくお使いいただいています。ご安心してお使い下さいませ。 いわゆる鍛冶職人が製作する打刃物ですので、刀や和包丁のような片刃のイメージが強いかもしれません。片刃は、刃を片側から付け、切り離れが良いため、日本料理店などではメインに使われます。刺身包丁や出刃包丁なども、片刃のものがほとんどです。切った断面が美しく見える利点もありますが、右利き用と左利き用を分ける必要もあります。職人の島田さんは片刃の包丁も多く作っていらっしゃいますが、上の理由で両刃で製作していただいています。 大量生産の抜き刃物ではなく一点一点鍛え製作する打刃物ではありますが、たがる包丁は、通常の包丁を選ぶようにお選びいただけます。是非、ご検討くださいませ。 包丁をはじめ、他の製品に関しても、ご不明な点、不安な点がございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。 中地

木の器の仕上げ勉強会 〜オイル仕上げ〜

先日は、モノモノで開催された木製品の塗装の勉強会に参加しました。漆の回に続き、今回はオイル仕上げ。 木製品の塗装仕上げ方法には、漆、オイル、ワックス(みつろうなど)、ウレタンなど、それぞれに一長一短あり、何を優先させるかという選択に行き着きます。Pint!では、これまで漆とオイル仕上げでした。オイル仕上げに関しては、それぞれの木製品の職人さんと相談しながら、天然オイルをブレンドした木製品食器用オイルや、オリーブオイル仕上げを選んできました。 一言にオイルといっても、その種類により乾きやすさ、強さも異なります。オイルの種類をテストしている最中でしたので、テスト結果と照らし合わせながら、より使いやすい種類や仕上げ方法を探ってゆきたいと思います。 おひつや折り箱など、無塗装の白木のものもありますが、器となるとなかなか難しいもの。手入れや、反りへの弱さ、盛りつけるものなど用途が限定されがちです。何の仕上げで製品として出すかは、最終的にどう使われたいかによります。 たとえば、 木目の見た目を何より優先したいときは、オイル、ワックス、ウレタンに。 木の素材の触感を感じたいときは、オイル、ワックスに。 汁物などを入れるときは、漆かウレタンに。 熱々のお茶などを入れるときは、ウレタンは匂いがたつことがあるので除外したい。 ワックスも、融点が低いので、温かな水分はNG。 オイルとワックスは木の吸放湿を保ちますが、それは反りの可能性があるということですし、 ではウレタンだと固まるかというと、中の木が動けばヒビが入ります。 強い暖冷房と強い照明で、非常に乾燥した店頭に置き続ければ、反りのリスクも高まります。 漆は天然素材だし強さもあるし最高だ!といきたいところですが、いわゆる木の色とは違う仕上りになるので、好きな方でないと選ばれにくかったり。 もちろん、仕上げにかかる材料費も作業費も様々です。 知れば知るほどに、正解はないのだなと思い知らされます。 Pint!が優先することは、 1)天然素材が活きること⇒漆、オイル、ワックス 2)日常的に使えるものであること⇒漆、オイル ということですが、このオイルについて検討を進めてゆきます。 また、最近はPint!のオリジナル製品ではなく、企業様やプロジェクト単位で、製作をお手伝いさせていただく機会が増えてきましたが、ウレタン塗装を希望される場合も出てきています。ウレタン塗装についても、学びを深めているところです。職人さんにもご協力いただき、試行錯誤を繰り返しながら、木の製品の様々なかたちをご紹介してゆければと思います。 中地

包丁の取扱い・お手入れ  Q&A (1) 包丁簡易研ぎ器(シャープナー)は使えますか?

お客様からいただきました、商品の取扱い・お手入れについてのQ&Aです。 たがる包丁について。打刃物をはじめとした、工業製品でない本格的な包丁の取扱い・お手入れとしてご覧下さい。 Q.「研ぎ石ではなく、包丁簡易研ぎ器(シャープナー)は使えますか?一応研ぎ石は持っているのですが、うまくできず、手入れが心配です」 A. 職人に確認致しました。 包丁簡易研ぎ器のご使用はあまりおすすめできません。包丁簡易研ぎ器は、量産型のステンレス包丁用とお考えいただいた方が良いようです。良い刃物の場合、かえって刃を傷めてしまう場合も多く、基本的には使用しないほうが良いということでした。 研ぎは、ご自身でお手入れできればベストですが、なかなか難しいと存じます。 日本国内では、百貨店や金物屋等で研ぎを依頼できるため、プロに任せたい場合はお近くの研ぎ対応されているお店への持ち込みをおすすめしております。また、製作した島田刃物製作所でも、研ぎ対応も可能です(詳しくは製品ページに記載しております)。 どの包丁もそうですが、メンテナンスせずにずっと使えるものではありません。打刃物のこちらの包丁をお選びいただく方には、買い替えることは前提とされていないと思いますし、長くお使いいただきたいと思います。 上記の百貨店や金物屋等、研ぎ対応されているお店を確保いただき、切れ味が悪くなったり気になった際はお持ち込みいただくのが良いかと思います。 または、日常的にはご自身で可能な範囲で研ぎをしていただきながら、錆やメンテナンスが明らかに必要になった場合、お店にお持ち込みいただくのも良いかもしれません。 包丁をはじめ、他の製品に関しても、ご不明な点、不安な点がございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。 中地

鉄瓶の取扱い・お手入れ Q&A (2) 鉄瓶の中に赤い斑点が出ましたが、大丈夫でしょうか?

お客様からいただきました、商品の取扱についてのQ&Aです。 鉄瓶について。 Q.「内部の真ん中辺りにぐるりと赤色の大きな斑点のようなものが出てきています。日に日に増えている気がしますが、大丈夫でしょうか?」 A. 鉄瓶は、使い方の通りお使いになっても内側に赤い斑点のようなものができます。 それでも、鉄瓶の内側はたわしで洗ったりしないで、触らないで、すすぐだけにしてください。 赤い斑点は錆ですが、どの鉄瓶にも出てくるものですので、心配の必要はありません。使い続けていただくと、内側が白っぽくなってきます。これが湯膜と呼ばれるものです。使用頻度にもよりますが、早ければ1ヶ月、数ヶ月ほどが目安とも言われます。こうなりますと、錆びにくい状態に育ったと言えます。 鉄瓶や、他の製品に関しても、ご不明な点、不安な点がございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。 中地