【イベントレポート】みんなのどうぐ3−0 松本暮らしの木の器 「松本の器を考える」
長野県松本の栞日で開催する、みんなのどうぐ3 今回は、松本の暮らしの中で使いたい木の器を考えよう!ということで、初めて、テーマ設定から参加者を募り話し合いました。 これまでは、木材乾燥の工程上、木の器のサイズやテーマは予め設定して募集をしていましたが、それさえも参加者の「みんな」と決めました。 その名の通り第0回目(#00)の企画会議が、先週末に行われました。 今回集まっていただいたのは6名。 年齢も家族構成もばらばらな、多彩なメンバーでした。 ご参加いただいた皆さんから、様々な意見が出て、非常に濃く、エキサイティングな会議に。 おかげさまで、松本暮らしの器の、今回製作する器のテーマが決まりました。 6名のうち5名が、他の地域から松本に引っ越し、移住された方々でした。松本を愛して、積極的に選んで移住されている皆さん。 他の地域との比較ができるということもあり、くっきり松本の食卓の特長が出てきました。 話が出た順番にいくつかご紹介すると、 ・普通のスーパーに生そばが並んでいる。種類も豊富で美味しい。(東京ではなかなか見かけないと思います) ・野菜の量が増えた。地物の野菜が安くて美味しい、旬のものは知人を伝っていただける機会も。 ・果物の量が増えた。地物の果物が安くて美味しい、旬のものは知人を伝っていただける機会も。 ・漬け物をたくさん食べる。地元の方のお家に行くと、小皿にちょこっと、ではなく、深さのある中皿、大皿にたっぷり盛りつけられている。(長野は漬け物が多いイメージはありますが、食べ方もまた違うようです) 本当に普段の食事と食卓のお話をしているだけですが、こうして話すだけでも興味深すぎます。 地域の魅力や色って、名産品とかよりも、こういうところに存在していて、すごく面白いです。 先に挙がったポイントから、実際に毎日使える器を考える段階に入ります。 木の特性や、器にしたときの利点、それぞれの木の種類の特長を、サンプルと一緒にみんなで共有。 その上で、実際に毎日、たくさん使える器を考えました。 先に挙がった食卓のシーンから、日々の食卓には、野菜、果物、漬け物をベースに考えることに。 たくさんの野菜や果物。 みなさん、普段は、盛りつけるぴったりの器がなく、なんとなくある器を使っているそう。 果物がたくさんあるときなど、大きな器が必要になるが、陶磁器だと重くなってしまう。 容量も大きく、軽く、野菜も果物も美味しくいただけ、美しく盛りつけられる、木の器が欲しい!!! ということで、 「野菜たっぷりのサラダも、旬のたくさんの果物も盛りつけられる器」 を製作することに。 ただ、野菜、果物用の大皿、というわけではなく、あくまで出発点のイメージ。 実際には、多用途に毎日の食卓の色々な場面で使っていただけることを想定しています。...