シャトル織機
Pint!のリネン製品は、全てシャトル織機というタイプの織機で織られた生地を使用しています。 シャトル織機は古くから使われている織機です。 織物は経糸に緯糸を走らせて織り上げてゆきますが、シャトル織機というのは、 緯糸をシャトル(杼:ひ)で打ち込みます。 これがシャトルの写真。 このシャトルが往復して、緯糸を通してゆきます。 他の織機だと、緯糸の先端を小さな金具でつかんで通すレピア織機、空気の力で通すエアージェット式織機など。 これらだと、早さは数倍早くなるようです。 シャトル織機で織られた生地は、幅も段階的に調整でき、いわゆる生地の耳がついていて、 触らせていただくと、肌触りの良い風合い。 職人さんも、他の織機に比べて、ふっくら厚みがあるように仕上がるとおっしゃっています。 今のものづくりは、生産性が必要とされ、シャトル織機はなかなか使われていません。 織機メーカーさん自体が少なく、メンテナンスを職人自らがしなくてはならないことも理由の一つです。 特にリネンの糸はコットンや化学繊維等に比べ切れやすいので、相当の技術と根気が必要とされます。 日本で、リネンをシャトル織機で織っていらっしゃる職人さんは相当少ないようです。 1時間に1〜2Mしか織れないシャトル織機で、職人さんが丁寧に織り上げたリネン生地。 そんなストーリーも、ずっと長く使いたくなる魅力の一つです。 →製品ラインナップ
