四季を味わう木の器 夏のランチ会
先週末に開催された、みんなのどうぐ#03のスピンオフ企画。 みんなのどうぐ#03で、完成披露会のお食事をお願いした後藤さん。長野県安曇野のご自宅で、おひさまキッチンという料理教室を運営されています。今回はこちらを会場に、イベントを開催致しました。 詳しくは写真とともにレポートしますが、長野県安曇野の旬の食材を中心に、みんなのどうぐ#03の木の器でいただくというイベントです。 →今回のイベントの詳細(募集記事) →みんなのどうぐ#03 「四季を味わう木の器」 について →みんなのどうぐについて 手入れされたお庭で、季節の植物のことを後藤さんから聞き、ハーブや花を愛でました。皆さん、とっても詳しいです。 今日の料理、テーブルで使えそうなハーブを収穫。 家のキッチンに移り、料理と盛付けのデモンストレーション。ベースのレシピは、後藤さんの著書「おひさまキッチンの食卓 安曇野の四季を感じて」より。季節の地の物を使い、旬の美味しい野菜の味を引き出す料理がいっぱいでした。 レシピ、季節の食材のこと、木の器との相性についてお話いただきながら。下ごしらえ、食材の組み合わせ、ワンパターンになったり余りがちな旬野菜のいくつかのレシピへの使い方など、日常の調理や食事の視点が中心になっていて、家でもすぐに実行出来そうなポイントがたくさん。 盛付けのコツもお話いただきながら、手際良く盛りつけられてゆきます。 旬の食材を使った、おいしそうな料理たち!盛りだくさんでした。 ワンプレート使い、朝ご飯のイメージ、和食メニューなど、コンセプト通りに様々な使い方と盛付けをご提案いただきました。まさに、Pint!が目指す「木の器を使う食卓シーンを拡張する」という狙いをそのまま体現してくださっています。 四季を味わう木の器(大) フラット面なので、プレートとして使えます。陶磁器だと、重さもありなかなかできない薄いフラット面。木だと軽くて最適です。上にカップや小皿も置けるので、活躍の幅がぐっと広がります。 サラダとコロッケ、ドライトマトを盛りつけて。木の器には、野菜にフルーツ、自然の色が良く映えます。 四季を味わう木の器(小) 後藤さんはこの夏は冷や奴アレンジでも使われていたそう。平たい小鉢・ボウルといった形。あまりない形とサイズで、重宝します。 クッキーにドライフルーツ。おやつやおつまみボウルとしても使いやすい小サイズ。使っていると色艶も深く濃くなってゆきますので、使う度にちょっと楽しいです。 ちなみにドライフルーツは、星農家(HOSHINOYA)さんのもの。時期が合わず叶いませんでしたが、トマト畑見学も予定していた農園です。安曇野で、合鴨農法でお米、農薬や化学肥料を使わずに栽培されたトマト、小麦などを栽培されています。ドライトマトは、トマトの甘みがぎゅっと凝縮されて詰まっていました。食事をしながら伺った合鴨農法やドライトマト作りのお話も興味深かったです。 他の木皿も一緒に。こちらは、 樺の木の角皿(写真は大サイズです) ちなみにパンも後藤さん自家製。地粉で作られていて、もっちりとしつつ風味も豊かでした。 美味しくいただいた後は、実際に使った木の器を手に取ってご覧いただきながら、木の器のお話。たくさんお持ちしたので、一つ一つの樹種や木目の違いも感じていただきながらお話ししました。 後藤さんからは料理の盛付けと木の器のこと。私からは木の器の素材やものづくりを中心に、お手入れや取扱い方法のことも。民族学寄りの器と木の素材のことや、日本の食卓の歴史のお話はどのイベントでも皆さん特に興味深く聞いてくださいます。 これまでの歴史を辿ると、様々な変遷とそれなりの理由があって、今の日本の生活様式に辿り着いています。知れば知るほどに面白いです。 今回は会場もご自宅のスタジオということもあり、食卓を囲みながらゆっくりみんなでお話しできて、素敵な午後の時間でした。 こちらは窓からの風景。安曇野、良いところです。四季を味わうこの器にぴったりの場所ですね。...