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煤竹の菓子切 | 5本セット

先日再入荷した、竹の菓子切。 煤竹の菓子切 | 5本セット 古材とご紹介しましたが、少し詳しくご紹介します。 日本の伝統的建造物であるかやぶき屋根家屋の天井部分に用いられた竹の古材です。長い年月をかけて、囲炉裏の煙によって燻され、独特のつやのある色に変化しています。薄い色のものもあれば、濃い色のものも。 お好みがありましたら、、「色が濃いもの」「色が薄いもの」など、ご注文時にご指定ください。 使う場面のおすすめは、やはり和菓子。自宅への来客の際、和菓子屋さんでお菓子を用意して、お皿は和っぽいイメージのものを使っても、その先のカトラリーまでお気に入りのものをお持ちの方は少ないのではないでしょうか。 楊枝やフォークだと、食べにくいし雰囲気も出ない、かといって和食器の世界に行くと、黒文字の菓子きりなど、高価で見た目も迫力満点のものも多いです。年に何回使うのだろうか、というようなハレの日専用になりがちです。この菓子切りは5本セットで、材と作りと比べてリーズナブル。また、形もカジュアルすぎず、厳かすぎず洗練された印象です。 和菓子に限らず、このような形状ですので、やわらかいものを切る、刺すといった使い方。意外と、いろいろな場面や食べ物に使えるかもしれません。 すぐなくなる見込みはありませんが、古材で限りはありますので、気になる方は是非チェックしてみてください。 中地

オリーブオイル仕上げの木皿のお手入れ方法

前回は、一般的な木皿の手入れを、塗装方法に分けてお伝えしました。   今日は、Pint!のオリーブオイル仕上げの木皿のお手入れについて、ご紹介します。 ●食器としてご使用時 ・平皿ですので問題ないと思いますが、 … 続きを読む オリーブオイル仕上げの木皿のお手入れ方法 → The post オリーブオイル仕上げの木皿のお手入れ方法 first appeared on PINT Blog.

お取扱い店の紹介「BOWKNOT」

お取扱い店の紹介「BOWKNOT」

Pint!製品のお取扱い店のご紹介です。 BOWKNOT 今月オープンしたばかりのWEBショップです。リネンキッチンクロスをお取扱いいただいています。 以前「北欧、暮らしの道具店」でバイヤーを勤めていた河野さんが今月オープンしたお店。リネンのキッチンクロスは河野さん自身も長く愛用くださり、素敵な写真とテキストで紹介いただいています。Pint!が紹介するときとはまた違った視点とスタイリングで、Pint!のリネンクロスの新しい一面が引き出されています。こうして、バイヤーさん個人やお店独自の視点で、ものを見て、選んで、ご紹介いただけるのってすごいことですね。同じ製品でも、使い方だったり、届くお客さんだったり、これまでになかった可能性を拡げていただけています。Pint!のはじまり(最初の製品)でもあるこちらのリネンキッチンクロス、安定のベテラン選手の風情も出てきていましたが、新しい風を起こしていただきました。 Pint!の製品以外にも、河野さんのセレクトで、器からアクセサリーまでセンス溢れるものが集まっていますので、是非ページをご覧ください。スタイリングも写真も本当に素敵で、他の作り手さんのものも気になるものがたくさんあります。訪れるのが楽しくなるお店です。 あと、運営されているinstagramも必見です!こちらも是非。 https://www.instagram.com/monocoto_scrap/ 中地

東京ヒノキの小さなお椀  発売開始

お椀に新しい仲間が加わりました。 東京ヒノキの小さなお椀 | ウレタン仕上げ 先日の伊勢丹新宿店でのイベントのために製作したこのお椀。 東京のヒノキを使って作られたお椀です。ヒノキのお椀は、昔は高級品として重宝されたようなのですが、今はなかなか良い材も取れず、見かけることは稀です。このお椀は、詳しくは上の製品ページでご紹介していますが、荒挽きという途中工程まで仕上げられていた、10年前のお椀を引き継ぎ、よみがえらせたもの。製材所とお話ししても、今のヒノキの間伐材でこういった高さのある無垢材を調達するのは難しいのですが、10年以上前の材で、持ち主が山主さんだったこともあり、このような豊富な材でものづくりがされていました。 Pint!としては珍しくウレタン仕上げですが、形、仕上げともにもともとの仕様を忠実に再現したもの。イベント期間中、大変人気でサイズによっては売り切れてしまいましたが、販売時に少しだけ残ったもののみ限定で紹介致します。 ▼イベントの様子 2016.5.9 (mon) – 5.24 (tue) Green tourism in Tokyo 新宿伊勢丹本館5階 ▼荒挽き状態の木地 檜の椀 荒挽きストック 湯のみほど小さくなく、小さな小さな汁椀といったサイズ。あまり見かけないサイズでかわいいです。おすすめの用途は、小さな汁椀、小鉢としての使用、グラノーラや、フルーツの盛付けなど。使い勝手よく、おすすめです。 ウレタン仕上げですので、熱々の飲み物はおすすめできませんが(食器用の安全なウレタンを使用しています)、木目と色をそのまま残しながら、水気のあるものにも気軽に使えるというのは、ウレタン仕上げの良いところではあります。フォルム、サイズ、見た目が気に入った方にはおすすめです。 中地

旅とリネン風呂敷

出張レポートのおまけです。 1泊2日で長野出張中ですが、昨夜は木曽福島というところに宿泊しています。漆器屋さんが並び、宿もいくつかあり、このあたりだと少し大きな町です。良い具合に部屋も設備も味が出ていて、さすが中山道という感じの古いお宿です。共同のトイレとお風呂で、6畳一間の部屋。こういったタイプの宿はわりと好きなのですが、ビジネスホテルのようなアメニティも設備ももちろんなし。というところまでは想定内なのですが、部屋にもお風呂にもタオルがなしという、予想以上にセルフな方針でした。 頼めば借りれたのかもしれませんが、これは良いチャンスとひとつ実験を。リネン風呂敷(草木染めリネン風呂敷 | 鉄紺色)を、着替えの洋服や旅まわりの小物などまとめるのに使っているのですが(最もコンパクトにまとめられて、量が変化しても対応できるので、風呂敷は旅のマストアイテムです)、これをタオルとして使ってみようという試みです。薄手のリネンですので、夜干し始めても、経験上朝までに間違いなく乾きます。また、ハンカチの代わりに手ぬぐいを持っていたので、この2つの布があれば、わざわざタオルを使わなくても風呂は足りるのではないか。 ということで、お風呂セットとして、 ・手ぬぐい(フェイスタオルの代わり) ・リネン風呂敷(バスタオルの代わり) で快適に過ごせるか?というささやかな実験です。 性別は男、髪の毛は今伸びて少し長い(ショートでもなく、ロングでもない)です。 手ぬぐいはこれまでも何度かあったので問題なくパス。一方、リネン風呂敷の薄さで身体は拭けるのかというのが一番の争点ですが、意外にも(!)、難なくこちらもパスしました。ある程度手ぬぐいで水気を拭き取ってからなど、多少の工夫はしましたが、90cm×90cmの大判ということもあり、問題なくクリア。もともと、パイル地の大判バスタオルは使わないのですが、これだけ薄くても結構いけるものですね。一応、帰ったら自宅でも試してみたいと思います。 結構、リネン平織りの生地のタオルとしての可能性は高いと思っていて、製品ページなどでは以前からじわじわと推しています。パイル地も気持ちよいですが、日本の(特に)夏など、乾きにくいですし、常にベストな選択ではないと個人的に感じています。ヨーロッパでは平織りのタオルがバスタオルとして使われているケースも多いようで、フラックス栽培が盛んな地域ですし、やはりリネンの素材のものも多いのではないでしょうか。 ●リネンの平織り シャトルリネン25HD マルチクロスL(全10色) 草木染めリネン風呂敷 | 鉄紺色 このあたりは、室内ではもちろん、旅行やジム、銭湯などにもおすすめです。嵩張らないですし、軽いです。マルチクロスの方は、しばらく使わないと最初は固めです。使ううち、柔らかくなると、私は問題なくタオルとして使っています。(ちなみに、髪の長い女性には、水分量を考えるとさすがに難しいかもしれません) 草木染めリネン風呂敷 | 鉄紺色は残り2枚だけ。色も非常に艶っぽくて良い感じです。分かりやすいので風呂敷と名付けていますが、薄手のリネンの大判布(正方形:90×90cm)ですので、スカーフ、風呂敷、タオル、何でもありです。この夏から、リネンの風呂敷デビューしてみませんか? 中地

職人訪問 曲げわっぱ

今日明日と、製作をお願いしている職人さんを訪問する出張です。新宿から朝バスで出て、長野県は木曽に来ています。 今日は曲げわっぱの職人さんのもとへ。久しぶりにお伺いすることができました。今ご予約をたくさんいただいている曲げわっぱ各サイズ、8月お届け予定分は製作を進めてくださっていますので、もうしばらくお待ち下さいませ。その次の納期分もご予約を開始しています。これは8月のお届けが全て済んだ後、時期が決定次第連絡させていただく予定です。 曲物のものづくりはもちろん、地域の伝統工芸としての責任感や、木のものづくりに対する真摯さと情熱がある方で、一緒にお仕事をさせていただけることを改めて嬉しく思うと同時に、感謝でいっぱいです。職人の減少や、木材調達難など、様々なハードルもあり、なかなか生産が追いつかないところ。木のものづくりにはよく出てくる問題ですが、販売にも大変なことが多いです。Pint!もWEBということもあり、質感や細かい細かい情報をお届けしきれていないと感じていて、販売方法は違いながらも近い悩みがありました。Pint!のサイトでも一番人気の曲げわっぱですが、製作、紹介、販売ともにより良い改善に向け、相談させていただきました。 今後も引き続き、良い形で一緒にお取組みをさせていただけるお話ができたのが、何より嬉しかったこと。来年にかけて、お客様に対してもより良いご紹介・ご案内ができるように改善を図ってゆく予定です。少し先になりますが、ご期待くださいませ。 明日は岐阜方面に南下し、南木曽へ向かいます。 中地

再入荷情報 20160725

再入荷情報をまとめてご紹介です。 欠品していたものもあり、再入荷待ちのリクエストをいただいていた製品たち。まとまって入荷しました。 煤竹の菓子切 | 5本セット 竹のお箸や鉄の箸置きと一緒にご購入される方が多いこちらの菓子切。 お茶の教室をされている方からも、人気です。 古材ならではの材の色つやがたまらなく良いです。 結構、個体差がありますので、ご希望がありましたら、「色が濃いもの」「色が薄いもの」など、ご注文時備考欄でお知らせ下さい。 竹箸 拭き漆 燻し煤竹 最近、白竹よりもこちらの燻し煤竹の人気が急上昇していました。 どんな食器にでも合いそうな使いやすさが人気の理由でしょうか。 竹ならではのこの細さが魅力です。 ろくろ挽きの欅の木の茶筒(小) 安定の人気の茶筒。 お茶を飲む機会の頻度は別として、湿度の高いこの時期こそ、この茶筒の調湿機能は活躍しそうです(詳しくは製品ページをご覧下さい)。 たがる包丁(みんなのどうぐ #02) たがる包丁は、ケースも再入荷しています。 気になる製品はありましたでしょうか? ホームページ、ブログページの最下部のカテゴリーを再編成しました。一覧で製品ラインナップを見やすくなりましたので、是非ご覧になってくださいね。 中地

包丁の取扱い・お手入れ  Q&A (2) 左利きでも使えますか?

包丁の取扱い・お手入れ  Q&A (2) 左利きでも使えますか?

お客様からいただきました、製品の使い方についてのQ&Aです。 たがる包丁について。 Q.「左利きなのですが、使えますか?左利きようのオーダーは可能ですか?」 A. 左利きの方でも全く問題なくお使いいただけます。 和包丁のような片刃ではなく、普段使い用としてお使いいただくために両刃でお作りしています。左右対称に刃が付いておりますので、左利きの方でも全く問題ございません。 たがる包丁の企画メンバーの中にも左利きの方が多くいらっしゃいましたが、問題なくお使いいただいています。ご安心してお使い下さいませ。 いわゆる鍛冶職人が製作する打刃物ですので、刀や和包丁のような片刃のイメージが強いかもしれません。片刃は、刃を片側から付け、切り離れが良いため、日本料理店などではメインに使われます。刺身包丁や出刃包丁なども、片刃のものがほとんどです。切った断面が美しく見える利点もありますが、右利き用と左利き用を分ける必要もあります。職人の島田さんは片刃の包丁も多く作っていらっしゃいますが、上の理由で両刃で製作していただいています。 大量生産の抜き刃物ではなく一点一点鍛え製作する打刃物ではありますが、たがる包丁は、通常の包丁を選ぶようにお選びいただけます。是非、ご検討くださいませ。 包丁をはじめ、他の製品に関しても、ご不明な点、不安な点がございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。 中地

夏の藍染め

夏の藍染め

夏のおすすめアイテム。 本藍染めオーガニックリネンハンカチ | 各種 藍染めのハンカチは、特に夏に人気です。涼しげな藍色と、絞り柄のグラデーションが夏を感じさせるのでしょうか。 藍色は一見、紺色と似たような色目ですが、天然の藍染めによる染色と、化学染料による染色では全く違う色味です。今日は、藍染めと化学染料の染め色の違いをご紹介します。ここでは、染め方法や化学的な内容ではなく、染めのイメージと、色の感じ方という点で書きたいと思います。 まず、天然染めの場合、時間をかけて(手間ももちろんかかりますが)自然の様々な反応を重ねながら熟して色が出てくるイメージ。(染めの詳細は本藍染め紹介ページをご覧下さい)。 一方の化学染料の染めは、染料カラーそのままを布に染め込ませるイメージです。糸や生地により色の出方は多少変わりますが、色番がある場合は、その色番が生地に入る感じですね。 化学染料が良くないというわけではないですが、こうした違いは、色の奥深さに関わってきます。(言葉ですとどうしても抽象的な表現になってしまいます)。天然の本藍染めは、いわば赤も青も黄色も入って、様々な色が重なってあの藍色になっています。一方、染料の紺色の色は、紺色が生地に染まっています。天然光にあてて見たり、生地を少しひらひらさせるとその違いがよく分かります。光の当たり方によって赤っぽく見えたりするので、本藍染めは撮影もなかなか大変です。 この色の見え方、別に赤っぽく見える角度と青っぽく見える角度があるから良いということではもちろんありません。でも、良いこともあります。それは、他の色と喧嘩しない、ということ。いわゆる紺色・ネイビーは結構色が強く、合わせるのが難しいことも多いですが、本藍染めの色は赤系、黄色系、様々な色とマッチします。 ハンカチとして使う場合は、コーディネートの必要は無いですが、こういった見方をして使ってみると面白いものです。ご購入いただいたお客様で、首にバンダナのように付けてお使いの方もいらっしゃいます。 もう一つの素敵なポイントは、濃く深い色でありながら、澄んでいること。これは説明しにくいので、実物をご覧いただきたいところです。見た目にも藍色が嬉しく、生地もオーガニックリネンで使うたびに気持ちよいハンカチです。 洗濯は、最初の数回は、通常の洗濯物とは分けて洗っていただくか、水通しをしてください。いわゆるデニムジーンズほどの色落ちはありません。染めや製品、取扱い方法まで、詳しくは製品ページをご覧くださいませ。絞り柄のバリエーションもございます。 本藍染めオーガニックリネンハンカチ | 各種 また、本藍染めアイテムはハンカチだけでなく、なんとデニムパンツもございます!あわせてご覧下さい。 HANDROOM 5 Pocket Jeans 阿波正藍染(正藍染めと本藍染めは同じです) 中地