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【掲載誌】ELLE gourmet No.5

【掲載誌】ELLE gourmet No.5

ELLE gourmet No.5 2段重箱上段小分け|寄せ竹 拭き漆 を掲載いただきました。 今号はお弁当特集。 写真、テキストともに読み応えたっぷりの内容でした。 是非書店でお手に取ってご覧くださいませ。 ▼ PINT webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ PINT BLOG 人気カテゴリー PINTのものづくり 募集中イベント・イベント告知 再入荷・発売開始アイテム一覧 欠品中アイテム 入荷時期と予約受付のご案内 素材の取扱・お手入れ一覧 みんなの使い方

かぐれのワードローブ #02-3 REPORT 〜1stサンプルチェック〜

かぐれのワードローブ #02-3 REPORT 〜1stサンプルチェック〜

気温も下がってきて、ようやく秋らしくなってきました。季節の移り変わりとともに、こちらのプロジェクトも着々と進んでいます。かぐれのワードローブ #02、オリジナルシャツ作りは第3回目を終えました。 前回までのレポート 1回目>2回目> 前回の2回目ではおおまかなシャツの仕様が決まり、候補生地からいくつかに希望候補を絞りました。前回から今回の間に、enrica町田さんにはトワル製作を経て、1stサンプル製作まで完了してきてくださいました。今日はこの1stサンプルをベースに、着て、見て、触って、考えて、修正ポイントと次へのステップを探る回です。 まずは前回までを振り返り、生地候補の調達とセレクトについてもまず報告共有を。それでは早速1stサンプルを見てみましょう! 生地素材はコットン。いわゆるコットンのイメージとは全然違う、シルクにも似た感じの滑らかなサテンコットンです。生地メーカーさんがオリジナルで企画開発しているという、まだ出ていない特別な生地だそうです。高級感というか、上品な雰囲気が出ています。生地を触るだけでもわかる良さですが、袖を通すとすぐに肌触りと着心地の良さにリアクションが。 パターンとシルエットも、前回の古着のサンプルを起点にしながらも、生地の違いを反映して今の時代に置き換えてと、良い意味で全く違うものに。過去のシリーズでも、コンセプトやイメージ、おおまかな仕様希望をもとにサンプル製作に進み、その仕上がりクオリティに驚かされていますが、今回も同じく皆から驚きと喜びの声があがりました。1stサンプル、主なポイントは ・身幅はたっぷり ・肩は今の流行ほどはドロップにせず ・袖幅は広め ・アームホール大きめ かぐれらしく、また日常着としても上品に着られることをイメージしています。身体に沿った形ではなく、リラックスした感じのゆるりとしたシルエット。1サイズで作っていることも理由の一つです。ゆったりとした作りですが、肩は落としすぎず、生地は上質なもので、バランスが取れているように思いました。ベースにした古着シャツは、全体の雰囲気(シルエット)がほのかに残りつつ、ディティールを取捨選択して取り入れたという感じでしょうか。 お客さんを思い浮かべながらのスタッフ視点と、一人の洋服好きの個人の視点もあわせて、みんなであれこれ意見を出しながら順番に試着を。着方を考えながら、まだ製作企画途中のサンプルの完成度を上げるべく意見とアイディアを重ねていきます。もちろん企画会議として大真面目ですが、洋服好きが集まって、コーディネートをしながら、わいわいと楽しく話し合っている空気があり、今回も良いものが生まれそうな予感です。会議室だけの企画会議よりも、本気の大人が集まる楽しい現場から良いものは生まれると思います。 ここで一つ、着る人視点の面白いアイディアがでました。 このシャツは、白無地を含め数色の展開予定です。白無地シャツは長く着ていると、丁寧にケアしながらでも、どうしても襟や袖口のくすんだり、料理や油の染みが目立ったりします。白で無地ですので、天然素材で強い加工を施さないかぎり、これは仕方のないことです。お気に入りの白シャツでも、そういった理由でサヨナラするのはすごく惜しいですよね。そこで、もしそうなってもまた着つづけたい!という場合のために、染め直しして着続けるという選択肢を用意してはどうか、というアイディアが出ました。 かぐれでもときどき、製品持ち込みの藍染体験イベントを定期的に開催していますし、いわゆる製品後染めのサービスも今はたくさんあります。藍染や草木染めの場合が多いですね。このときに、いわゆる一般的な白いコットンシャツを染めると、糸だけは染めが十分に入らず、テカッとした感じになります。天然染料の染めは、天然素材にしか色が入らないのですが、普通のシャツの縫製糸は化学繊維(ポリエステル)だからです。そのため、糸も同様に綺麗に染まるように、白シャツに関してはコットン糸での縫製を検討することになりました。ただし、生産時、ミシンの調整も必要な上に縫製時に糸が切れるケースが発生するため、生産効率も落ちるという面があります。このため、ほとんどの縫製糸はポリエステルなのですね。工場に生産対応が可能かを確認相談することになりました。 着方もいろいろ試します。 シャツはボトムスに入れるのか出すのか、フェミニンもしくはメンズライク、襟は閉めるのか開けるのか? コートと合わせたり、ボトムスはパンツのとき、スカートのとき。 シャツのコンセプトとおすすめしたい着方を絞りながら、一番のバランスとポイントを探してゆきます。 このプロジェクトでは参加メンバーもたくさんいて、通常は企画に携わりにくい店舗スタッフがメイン。店舗スタッフのすぐ先には日々直接接客し、話をしているたくさんのお客さんがいます。かぐれというお店、ブランドのオリジナル製品を作るにあたっては、着方や着こなしもとても大事。お客さんと直接お話ししている店舗スタッフの皆さんが参加しているのは本当に心強いです。ここの良さと、enricaのプロフェッショナルな洋服作りを組み合わせるのです。 町田さんが、その場で皆の意見を聞きながら、修正ポイントと修正案をレクチャー。町田さんの経験と知見を共有してもらいながら、どう製品仕様に落とし込んでいくのかを考えます。座学でなく、サンプル実物とまさに進行中企画の実践なので、洋服は専門外の僕にもすっと入ってきます。 1stは背に少しギャザーが入っているのですが、ギャザーとタックだとどう印象が変わってくるか、着心地や動きやすさにどう影響があるのか、それぞれどの細かさまで工場で実現可能か。襟の形と大きさや角度、カフスと襟のバランス、ポケットの位置と大きさ、前たてとボタンの大きさの組み合わせ、、、。書ききれませんが、一つ一つのパーツの仕様(サイズ・形など)があり、その一つだけでもシャツ自体の印象が一気に変わります。同時に、他のパーツと全体へのバランスを調整する必要があります。良いものを作るデザイナー、パタンナーの技術の凄さに改めて驚きました。 この濃いレクチャーと話し合いを続け、修正ポイントが決まりました!以下、ずらりと書いてみます。わかりにくいかもしれませんが、次回のレポートで、2ndサンプルの写真もたくさんアップします。ご興味ある方は、是非写真を見比べてみてくださいね。 ・背面切り替えに小さなギャザー → 真ん中にタックを小さく入れる(1.5~2cm) ・ポケットは一回り(1.5cm)小さく。上位置はそのままにするため、少し上がる印象。 ・襟を0.8cm削って小さく ・着丈はそのまま ・シャツカットは1stから変更なし ・カフスは3cmカフス。ボタンは横に2個つけて調整できるように変更。1st位置+間3cmで2個目のボタン。...

割れないシンプルな鉄の箸置き 飲食店に人気のアイテム

割れないシンプルな鉄の箸置き 飲食店に人気のアイテム

このところ、レストランやカフェ、バーなど飲食店の方々からのご注文が増えているのがこちら、 鉄の箸置き 日本はもちろん海外、ホテルの中のレストランやバー、和食のダイニングなど。業種や場所はばらばらですが、こうしてプロの現場で選んで使っていただけるのもとても嬉しいです。 これくらいまで削ぎ落としたデザインのものは見つからずに、ずっと探していてwebでたどり着いたという方がほとんど。見つけてくださってありがとうございます。シンプルながらも、職人が丸い棒状を鍛造して成形しているので、一つ一つ異なる鉄の肌の表情があるところが、良いバランスが取れているところかとも思います。 お話を伺って興味深かったのが、『「割れなくて」シンプルでお洒落なものを探していた』という声。 もともとこの箸置きは、細い竹の箸があり、これにあうミニマルなデザインのものをという発想で生まれました。そのため、竹素材に合い、竹箸の細さにも合い、天然素材だと、、、という順番で考えるタイミングで、鍛冶職人の金子さんの工房に伺う機会があり、その場で試作いただいたのが始まり。 スタートとしては、質感と、この形にするために鉄という強い素材が必要だったのでした。その後何度かサイズ調整や仕上げ方法を検討して、製作と販売開始になったのでした。 このため、「割れない」ということは全く意識せずにスタートしていました。 たしかに、飲食店の現場としては「割れない」要素は大事ですね。小さなものですので、落としたり割れるリスクは結構高そうです。単純に破損ロスもなくなりますし、店内で割れて片付けて、というオペレーションもなくすことができますね。家でも、「割れない」のは嬉しいポイントです。 ちなみに、焼き漆仕上げをしていますので、水に対してもそこまで弱くはありませんので、使用後さっと洗っていただき、水気を拭いていただけたら大丈夫です。特別なお手入れは不要ですので、この点でもお選び頂けているのかと思います。 在庫数では足りず、ご注文後に製作期間をいただいていましたが、製作本数を増やし、在庫数を増やしています。 飲食店での使用をご検討の方、お気軽にお問い合わせくださいませ。 → お問い合わせフォーム ▼ PINT webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ PINT BLOG 人気カテゴリー PINTのものづくり 募集中イベント・イベント告知 再入荷・発売開始アイテム一覧 欠品中アイテム 入荷時期と予約受付のご案内 素材の取扱・お手入れ一覧 みんなの使い方

【再入荷】たがる包丁 / 鍛冶職人の小さなパン切り包丁 / 煤竹の菓子切

【再入荷】たがる包丁 / 鍛冶職人の小さなパン切り包丁 / 煤竹の菓子切

再入荷のご案内です。 たがる包丁 鍛冶職人の小さなパン切り包丁 煤竹の菓子切 | 5本セット ▼ PINT webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ PINT BLOG 人気カテゴリー PINTのものづくり 募集中イベント・イベント告知 再入荷・発売開始アイテム一覧 欠品中アイテム 入荷時期と予約受付のご案内 素材の取扱・お手入れ一覧 みんなの使い方

【再入荷】鉄の箸置き / 竹の取り箸 / ろくろ挽きの欅の丼椀 / 1段弁当箱|寄せ竹 拭き漆

【再入荷】鉄の箸置き / 竹の取り箸 / ろくろ挽きの欅の丼椀 / 1段弁当箱|寄せ竹 拭き漆

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【new】秋のはじまり ストール

【new】秋のはじまり ストール

ようやく秋らしい気候になってきました。 enricaの秋冬もの、kenlandの新色も入荷が始まり、秋アイテムが少しずつ揃い始めています。 秋アイテムということで、今日はストールをご紹介します。 素材はリネン、コットン、コットンシルクにモヘア、織りだけでなく編みまで。染めは、製品により草木染めのものも。シンプルな無地が多いですが、ジャガード織りのシンプルな織り柄や先染めのチェック柄もございます。 ストール全ラインナップをページにまとめましたので、ご覧くださいませ。 ストール一覧 色バリエーションも含めると、なかなか豊富に揃ってきました。 良い素材をお好みで、シンプルに使えるストールをお探しの方には楽しく選んでいただけると思います。お好みの素材と色を探してみてください。 ▼ PINT webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ PINT BLOG 人気カテゴリー PINTのものづくり 募集中イベント・イベント告知 再入荷・発売開始アイテム一覧 欠品中アイテム 入荷時期と予約受付のご案内 素材の取扱・お手入れ一覧 みんなの使い方

樺の木の角皿の溝のこと

樺の木の角皿の溝のこと

樺の木の角皿 溝ありをメインに展開してきましたが、溝なしも常時在庫を持つようにしようと思います。理由は、イベントでお客さんからいただいた声。「直接盛り付けしたり、ココットやグラスを置いてプレート皿として使いたい」という内容です。複数のお客様から同じ要望をいただきました。ちなみにこの使い方は、大サイズ。たしかに、薄すぎず、大きさも面がわりと広いので、この使い方に適してそうです。楢の木のプレートと用途はやや重なるため、樺の木では溝ありのみとしてきましたが、サイズと厚みも異なり、全く違うもの。実際に店頭でお客様の声をいただく機会は、今のところイベントでしかありませんが、普段では気がつかない視点でした。 早速いただいた声を反映しようと思います。今は受注生産としていますが、次の製作タイミングでは溝なしを作り、在庫を持って販売予定です。 使い手のみなさんの声を聞きながら、企画と製作に柔軟に活かしてゆきたいと思っています。 イベントに限らず、web上でも同様の試みをしています。 「こんなものが欲しい!」リクエスト こちらは新製品のリクエスト募集ですが、現在取り扱いの製品に関しても、サイズや仕様についてのリクエストがありましたら、お気軽にお問い合わせフォームより連絡くださいませ。 可能な限りお応えし、PINTのものづくりに活かしてゆきます。 作り手と売り手からの方向のものづくりだけでなく、かつての「民具」のような、使い手自身による道具へのアプローチも試みたいとPINTは考えています。たしかな素材と職人によるものづくりに、みなさんにも参加頂けたら嬉しいです。 ▼ PINT webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて ▼ PINT BLOG 人気カテゴリー PINTのものづくり 募集中イベント・イベント告知 再入荷・発売開始アイテム一覧 欠品中アイテム 入荷時期と予約受付のご案内 素材の取扱・お手入れ一覧 みんなの使い方

【イベント】2017.9.13 (wed) – 9.26 (tue) PINT TABLE|うめだ阪急

【イベント】2017.9.13 (wed) – 9.26 (tue) PINT TABLE|うめだ阪急

西はうめだ阪急でも、PINTイベント開催中です。こちらは2週間のイベントになります。 PINT TABLEと題して、キッチン、ダイニング製品を揃えました。 山形のカンベガラスさんのガラス製品も一緒です。 リネン、木、竹、漆にガラスと、バラエティ豊かなラインナップを揃えています。 ———————————————————————————————————————————————— PINT TABLE 2017年9月13日(水)~26日(火) 10時~20時(金・土曜と17日のみ21時) 梅田阪急10階 SOUQ暮らしのアトリエ ———————————————————————————————————————————————— 関西ではPINT製品の実物を見ていただける場所はないので、お近くの方は是非お立ち寄りくださいませ。 ここからはメンバー紹介。 ▼八蔵 ハンドドリップでコーヒーを一杯ずつ淹れる八蔵は梁川さん夫婦のコーヒーユニット。都内の有名珈琲店で修行され、今はイベントを始めとした出張コーヒー屋さんとして活動されています。PINTの展示イベントでコーヒーをお願いするようになってから、コラボとして企画に肉付けしていき、「わたし」のコーヒーを愉しむ時間ができあがりました。 豆の仕入れもこだわりぬいた八蔵のコーヒーは本当に美味しいです。そして味はもちろんのこと、カウンター越しのハンドドリップとそのトークも魅力。コーヒーについてのお話、梁川さんのキャラクターも相まって、短期間のイベントでもリピートしてくださる方も多いのです。イベント前の準備では、毎回試行錯誤を重ねながらメニュー構成をしていますが、コーヒー豆の種類やカップとの相性、味覚の感じ方も含めて見てもらっています。奥さんのりささんは、カウンターでの接客やサポートを担当。今回の日本橋では出していませんが、美味しい焼き菓子を作ります。 ▼いざきあつしの器 陶芸作家のいざきあつしさんは、本イベントのカップや器を製作くださっています。もともと、PINTの販売イベントのときに一緒の展示販売をお誘いして、作品自体も好きだったのですが、PINTと同様「実際に器を使う」というポイントを考えられていました。八蔵さんも一緒にイベントにお誘いしたときに、コーヒーコーナーを設けるのではなく、実際に使ってもらえる形にしようとしたのがはじまりです。 製作はもちろん、カフェ用の器の用意、カップの形状によるコーヒーの味わいの違い、それをベースにしたカップの開発と製作など、ぐぐっと深いところを探りながら製作くださっています。 デザインもできるマルチなクリエイターさんなので、イベントに関するグラフィックデザインもいざきさんによるものです。 ▼PINT コーヒーの時間と、カップと一緒にお使いいただける木の器やリネンのものを展開しています。主に、裏方で開催・イベント企画で動いています。 ▼Binasce(ビナーシェ) 今回のゲスト出展です。食べやすいサイズに、原材料までもこだわられているビスコッティ専門店さんです。味の種類も豊富ですので、コーヒーとの組み合わせを探すのもまた楽しみ。今回はコーヒーとセットで、ビスコッティをおつけしています。ビスコッティは、イタリアのカフェなどで、コーヒーのお供として、器にざっくり盛られて食べるそうです。日本でいう気軽なお茶菓子みたいな感じですね。ビスコッティを見る目が良い意味で変わりました。是非お試しいただけたら嬉しいです。 PINTの販売イベント、百貨店での開催を含めて、今回が通算6回目の開催となりました。回を重ねるごとに、メンバーでブラッシュアップを行い、カップとコーヒーのテイスティング実験も繰り返してきました。前にも増してコーヒー、器、雑貨ともに動きも良く、好評いただいています。 火曜日まで開催していますので、皆様のご来場をお待ちしております。 ▼ Pint...

【イベントレポート】2017.9.13 (wed) – 9.19 (tue)「わたし」のコーヒーを愉しむ時間|日本橋三越

【イベントレポート】2017.9.13 (wed) – 9.19 (tue)「わたし」のコーヒーを愉しむ時間|日本橋三越

日本橋三越での1週間のイベント、盛況のまま無事終了しました。 今回は、通常は物販のみのスペースに、特設のカフェカウンターを作ってのイベントでした。三越さんが素敵なカウンターを用意してくださいました。普段はカフェスペースはないので、お客様が立ち寄ってくださるか不安もありながらのスタートでしたが、エスカレーター前のスペースでコーヒーの良い香りが漂い、多くのお客さまがご利用くださいました。 また、販売のメインのいざきあつしさんの器は、たくさんご用意したカップ類はほとんど売り切れました。カウンターで試飲して購入いただいたお客様、外国のお客様、以前にもイベントに来てくださったリピーターのお客様など、たくさんの方にマイカップを楽しく選んでいただきました。 今回の振り返りとともに、あらためて『「わたし」のコーヒーを愉しむ時間』の紹介をさせていただきます。 「わたし」のコーヒーを愉しむ時間 は、八蔵(コーヒー)、いざきあつしの器(陶器)、PINT(雑貨)の3者のユニットです。百貨店やアンティークショップ、洋服店など、年に2回ほどのペースで開催し、今回で通算6回目となります。 家のコーヒー時間を愉しんでいただけるきっかけを作りたいという思いからスタートしました。コーヒーの世界は技術や薀蓄が多くなりがちですが、コーヒーを飲む気持ちやシーンは、人それぞれです。仕事前の気持ちの切り替え、息抜きのリフレッシュ、家族や友人とゆっくりテーブルを囲む時間、、、すっきりした味、ガツンと濃い味、ゆっくりたっぷり飲みたい、さくっと飲みたい、などなど。飲み方や気分に合わせて、自分好みのコーヒータイムを楽しんでいただけるお手伝いをします。 具体的には、「コーヒー豆×カップの形」という切り口でご提案します。実はコーヒーも、ワインや日本酒のように、カップの形状によって味わいが変わります。酸味や苦味の感じやすさや、香りの広がり方が違うんです。カップサイズによる量もまた重要ですね。どれが良いというわけではなく、お好みの組み合わせを見つけたり、その掛け算による愉しみ方の幅広さを感じていただけたら嬉しいです。もちろん、カップは釉薬により色や種類のバリエーションもご用意しています。 コーヒーカウンターで体験していただけます。目の前で一杯ずつ淹れるハンドドリップのコーヒーを提供するときに、お好みのカップを選んでいただけます。豆の種類と、お好みのカップを選んでいただけます。召し上がっていただいた後は、気に入っていただけたら、そのままカップを購入いただけます(カフェ用とは別に用意しています)。カフェでは1杯のコーヒーを2種類のカップで試し飲みすることもできて、みなさん違いを驚きながら感じてくださっています。直感で選ぶもよし、八蔵の梁川さんと話しておすすめを聞いてみるのも面白いです。 お店やイベントにコーヒースタンドがあることは多いですが、器とコーヒーの組み合わせは初めての体験で、皆さん新しい体験を愉しんでくださっています。 ここからはメンバー紹介。 ▼八蔵(はちくら) ハンドドリップでコーヒーを一杯ずつ淹れる八蔵は梁川さん夫婦のコーヒーユニット。都内の有名珈琲店で修行され、今はイベントを始めとした出張コーヒー屋さんとして活動されています。PINTの展示イベントでコーヒーをお願いするようになってから、コラボとして企画に肉付けしていき、「わたし」のコーヒーを愉しむ時間ができあがりました。 豆の仕入れもこだわりぬいた八蔵のコーヒーは本当に美味しいです。そして味はもちろんのこと、カウンター越しのハンドドリップとそのトークも魅力。コーヒーについてのお話、梁川さんのキャラクターも相まって、短期間のイベントでもリピートしてくださる方も多いのです。イベント前の準備では、毎回試行錯誤を重ねながらメニュー構成を考えていますが、コーヒー豆の種類やカップとの相性、味覚の感じ方も含めて見てもらっています。奥さんのりささんは、カウンターでの接客やサポートを担当。今回の日本橋では出していませんが、美味しい焼き菓子を作ります。 ▼いざきあつしの器 陶芸作家のいざきあつしさんは、本イベントのカップや器を製作くださっています。もともと、PINTの販売イベントのときに一緒の展示販売をお誘いし、作品自体も好きだったのですが、PINTと同様「実際に器を使う」というポイントを考えられていました。八蔵さんも一緒にイベントをしたときに、単純にコーヒーコーナーを設けるのではなく、実際に使ってもらえる形にしようとしたのがはじまりです。 製作はもちろん、カフェ用の器の製作と用意、カップの形状によるコーヒーの味わいの違い、それをベースにしたカップの開発と製作など、ぐぐっと深いところを探りながら作ってくださっています。 デザインもできるマルチなクリエイターさんなので、イベントに関するグラフィックデザインもいざきさんによるものです。 ▼PINT コーヒーの時間と、カップと一緒にお使いいただける木の器やリネンのものを展開しています。主に、裏方で開催・イベント企画で動いています。 ▼Binasce(ビナーシェ) 今回のゲスト出展です。食べやすいサイズに、原材料までもこだわられているビスコッティ専門店さんです。味の種類も豊富ですので、コーヒーとの組み合わせを探すのもまた楽しみ。今回はコーヒーとセットで、ビスコッティをおつけしています。ビスコッティは、イタリアのカフェなどで、コーヒーのお供として、器にざっくり盛られて食べるそうです。日本でいう気軽なお茶菓子みたいな感じですね。ビスコッティを見る目が良い意味で変わりました。保存もできるパッケージで、お持ち帰りでも購入いただけます。是非お試しいただけたら嬉しいです。 こちらのイベントはシリーズ化して、毎回バージョンアップと新しい試みを入れています。次回開催の際はまたイベントご案内ブログをアップしますので、是非お越しくださいませ。これまで、百貨店、雑貨販売イベント、洋服ブランドの展示会などで開催してきました。開催のご依頼は、info☆pint.mn(☆→@に変えてください)までご連絡くださいませ。 ▼ Pint webshop http://pint.mn/ ▼ プロフィール Pintについて...

かぐれのワードローブ #02-2 REPORT 〜製作アイテム検討〜

かぐれのワードローブ #02-2 REPORT 〜製作アイテム検討〜

かぐれのワードローブ #02、第2回目を終えました。 前回のレポート 製作するアイテムはシャツに決まりました。この1ヶ月の間で、それぞれのメンバーに、この宿題を進めてきてもらいました。 ・enrica町田さんが、生地候補探し。リネン、コットン、シルク、リネンコットン、シルクコットン、天然素材を中心に。できればオーガニックの素材。生地感は「透け感(少)なく」「やわらかい」「マット」。 ・かぐれメンバーは、シャツ企画案の準備。言葉やイラスト、お気に入りのシャツや服でもOKなので、準備してきていただきます。 今回のゴールは、皆のシャツのイメージを集め、ポイントをまとめて定めること。そして、町田さんからシャツについてのレクチャーとパターン・デザインにおけるポイントを教えていただきながら、1stサンプルに取り掛かれるまでの仕様の輪郭を作ることです。 今日は形のもとが出来上がるための前半の山場。さて、一体どんなシャツになるのでしょうか。 かぐれメンバーのみなさん、この1ヶ月、頭の片隅でシャツのことを考えながら、具体的なイメージを作ってきてくださいました。プレゼン方法も、写真、イラスト、私物のシャツ、と様々。全てを紹介することはできませんが、たくさんのアイディアと熱、伝わるでしょうか。 私物のシャツは、交代で試着をしてみたり、生地感を触ってみたり。生地と形の相性もあれば、どう着るかで丈の長さもシルエットも変わってきます。今回は、前のワンピースの時よりもたくさん集まりました。私物シャツの中で一番盛り上がったのは、バイヤーの宮崎さんの古着シャツ(写真内のカーキ色のシャツ)。古着アイテムが登場したのは初でした。 アイディアを出し合い、シャツのイメージは膨らみますが、着方も種類もあまりに多様なだけに、シャツというアイテムの難しさも感じました。 何と合わせて着るのか?メインで着るのか?上に何かを羽織るのか?裾は入れて着るのか? 形も、身頃シルエットはもちろんですが、襟、袖、前立て、カフス、裾の形、、、前のワンピースよりも無限に広がるパターンがあります。 ここで、皆のアイディアのポイントを要所要所拾いつつ、enrica町田さんによるシャツのレクチャーをいただきました。 そもそも、「シャツ」と「ブラウス」は厳密にいうと違うというお話から。分類されていることは知りつつも、具体的な違いははっきりわからない方も多いですよね。ざっくり分けると、フォーマル→カジュアルの順に、「Yシャツ–カジュアルシャツ–ブラウス」と分類できるようです。とはいえ、ブラウスは広義のシャツの1種とされることもあるようですので、シャツの中の分類とイメージしてみてください。 以下、簡単に説明します。 ・Yシャツ スーツやフォーマルなジャケットスタイルなどにあわせるシャツ。袖はジャケット袖から出し、裾はボトムスに入れるため、袖裾長め。 ・カジュアルシャツ デニムやチノと合わせるスタイルのシャツ。カジュアル度強いものだと、ワークシャツなど。 ・ブラウス 主に女性用で、やわらかな生地が多い。語源が「ゆったりした」という意味もあり、すぽっとかぶれるような形のものも含む。 もともと海外の言葉と文化を輸入したものですし、厳密な区切りに正解はないと思われますが、まずはここをはっきりさせる必要があります。この分類で考えると、皆が考えていたのは「ブラウス」であることが確定しました。 盛り込みたいポイントとしては、 ・生地が柔らかい ・裏前立て ・肩が少し落ちてリラックスした感じ ・胸ポケットあり(片側) ・襟は小さめ ・オリジナルらしいワンポイントがあること 先ほど紹介した古着のシャツをイメージの元として、裾や丈の長さを決めました。ザ・古着のため、組成もブランドもわからないもの。時代も生地もディティールも今にはないものですし、そのまま生地を変えてもうまくはいきません。あくまでインスピレーションをいただく形で、生地の種類、襟の形、ボタン位置、丈袖裾の長さなど検討しました。 生地は、町田さんが選んできてくださったコットン、リネン、シルク、それぞれの混織を中心に。「透け感(少)なく」「やわらかい」「マット」という生地感のものに絞って集められていますが、織り方や加工によっても様々。皆で触り、透け感も試しながら検討を進めます。 enricaらしく、肌触り柔らかく気持ち良い生地がずらりと並び、時間をかけて悩みました。色展開の可能性も含めて考えながら、数種類に候補を絞りました。...